ペットボトルは、なぜ分別が必要なのか？

リサイクルしやすくするためです。

　ペットボトル本体と、キャップ・ラベルは、素材の違いがあり、それぞれ再生利用されるものが違います。
　次のマークを見て、正しく分別してください。

ペットボトルのボトル本体は、素材にポリエチレンテレフタラートが使用され、ペットボトルのリサイクルマークが記載されています。ペットボトルのキャップ・ラベルは、素材にプラスチック類（ポリプロピレン・ポリスチレンなど）が使用され、プラスチック製容器包装のリサイクルマークが記載されています。

ペットボトルやキャップの素材

　素材が違うと、リサイクル方法も違い、できあがるリサイクル品が違います。
　ペットボトルは、規格や材質が統一しやすくペットボトルだけ回収すると、後のリサイクル工程が非常に効率的になり、リサイクル製品の品質も非常に高くなります。

ボトル本体の素材であるポリエチレンテレフタラートは、ユニフォームや卵のパック、新しいペットボトルとしてリサイクルされます。また、キャップ・ラベルの素材であるポリプロピレン・ポリスチレンなどは、ビニール袋やパレット、コークス（鉄の材料）としてリサイクルされます。

出典：公益財団法人日本容器包装リサイクル協会

ペットボトルのリサイクル工程

ごみステーションから収集されたペットボトルは、収集処理事業者により手選別され、プレス機にかけられた後、一時保管されます。その後、リサイクル事業者に渡り、再洗浄後、化学処理されると新たな製品を作る素材に生まれ変わります。

　ペットボトルにキャップやラベルがついていたり、中に飲み残しや異物が入っていたり、他素材のものがあると品質基準に適合しないため、人の手により選別されています。　

人の手による選別内容
◆キャップがついている場合は、キャップをはずす。
◆ラベルのはがし残しをきれいにはがす。
◆中に飲み残しや異物が入ってないか確認する。

リサイクルできないペットボトル

次のようなものは、ペットボトルとして、出すことはできません。

ペットボトルマークのないもの

（適正に分別してください）

たばこの吸い殻などの異物が入っているもの

（取り除き、洗って出してください）

子どもの工作などで色をつけたり、加工したもの

（燃えないごみのプラスチック類で出してください。）

内側の汚れがひどいもの

（洗ってから出してください。）

海外製の色がついたペットボトル

（燃えないごみのプラスチック類で出してください。）

応募券などのシールが貼られているもの

（シールなどをはがしてから出してください。）

南足柄市のペットボトルの分別回収の状況

　南足柄市では、ペットボトルは「ペット・プラの日」に、分別して出すようにお願いしています。
　市が収集したペットボトルは、（公財）日本容器包装リサイクル協会において委託処理されています。協会では、各市町村から排出されたベール（ペットボトルをまとめた塊）の評価を行い、品質向上を図っています。
　本市は、近年、継続して最高評価のAランクをいただいています。これは、再商品化に支障が無い品質を維持できている、という評価です。
　そのような評価をいただけるのも、市民の皆様の協力により、ペットボトルがルールどおりきれいに分別され、その状態が継続できているからなのです。