平成27年4月〜
市長の主な活動内容を写真と市長直筆のコメントにより紹介します
平成28年3月3日(木曜日) 南足柄市の観光写真コンクール表彰式
この観光写真コンクールは、南足柄市の観光地、行事及び風景などが題材とされ、パンフレット・ポスターなどに利用して南足柄市を内外に紹介するのに有効適切な未発表作品を募集するものとして、毎年開催されています。
今年は応募者46人、応募作品数123点でした。作品は、大雄山最乗寺、足柄金太郎まつり、千津島・花紀行、桜やざる菊など花の風景、四季折々の風景、郷土芸能などを題材に今年も多彩です。皆様の作品にかける熱い思いがひしひしと伝わります。
審査員の伊奈喜久雄さんは、「良い作品がどういうものかといいますと、観光写真コンクールというものは、ある地区をアピールするという目的があるわけですが、ともすると観光スポットをストレートに捉えることが多いのです。しかし、今回の作品の中には視点を少し変えて新たな観光の見所を引き出しているという作品があります。観光、すなわちそこには観光客がいます。初めて来られる方、何度も来られている方、それぞれ見所が違ってくると思います。その見所をうまく写真に捉えることが観光写真のポイントになるのではないかと思われます。」と、総評されています。
ファインダーの世界から、改めて南足柄の豊かな自然や風景、魅力あふれる人々の生活文化や歴史などを実感しました。これからも地域の、地方の魅力を撮っていただいて全国に向けて南足柄のPRにつなげていただければと思います。
私はいつも思います。撮る方の、作者の想いや心に自らの心を寄せて鑑賞する感性の力が大切であり、自身を磨くことが大事だと思い知らされます。
今日は3月3日、上巳(じょうし)の節句、桃の節句です。この観光写真コンクールが足柄の里に春を招きます。
南足柄市の観光写真コンクールの主催者である本市観光協会の皆様に敬意を表し、あわせて、ご協賛いただいた多くの団体、企業、事業所等の皆様に深く感謝申し上げます。
平成28年2月11日(木曜日・祝日) 第43回相模人形芝居大会
この公演は、江戸時代に相模国に伝わり、現在、相模人形芝居を受け継いでいる5つの団体が、その保存と継承を目的に毎年開催をされているものです。
相模国では、江戸時代から明治時代にかけて15か所に人形芝居が伝えられたと言われています。そして、現在でもこの芸能を伝承しているのは、厚木市の「林座」、「長谷座」と小田原市の「下中座」、平塚市の「前鳥座」、南足柄市の「足柄座」の五座となっています。
各人形座の皆様には、各地域において無形民俗文化財の保存や活用、そして後継者の育成など継承の取組みを通して、文化行政の振興発展にご尽力をいただいております。深く敬意を表し、感謝申し上げます。
五座は、全て文化財に指定されております。中でも厚木市の林座、長谷座と小田原市の下中座は、国の重要無形民俗文化財に、また、平塚市の前鳥座と南足柄市の足柄座は、県の無形民俗文化財にそれぞれ指定されています。
これらの指定は、各地域の誇りと名誉であるとともに、皆様の活動の大きな励みであると思います。
現在まで、紆余曲折を経ながら長い歴史を刻んでこられましたことは、多忙な日々の中で、座員皆様方の情熱あふれる活動とたゆまぬ修練の賜物であると思います。心から敬意を表します。
一体の人形の「三人遣い」と「太夫」、「三味線」が三位一体となり、そして、皆様の感性と技が人形の豊かな感情や動作となって現れ、義理と人情の世界を繰り広げます。私たちは感動し、涙します。
人と人の絆や地域の結束などが希薄になりがちな今の社会の中で、皆様方の果たされる役割は大変に大きいものがあると思います。
今後ますますのご活躍を心から念願いたします。
本大会の開催に当たっては、2年にわたり相模人形芝居連合会の会長を務められた、本市「足柄座」の座長、玉野美津子さんをはじめ、会場市となった「足柄座」の皆様のご苦労をねぎらい、ご尽力に深く敬意を表します。
行政も皆様と連携して郷土文化の継承と芸術・芸能活動の支援に力を注いでまいります。心の満ちるひと時をいただき、ありがとうございました。
平成28年2月2日(火曜日) 県西地域における中心市のあり方及び新たな広域連携に関する協議
小田原市と南足柄市は、かねてより県西地域の中心市として、安定的な行政サービスを提供できる体制の構築、また県西地域2市8町の広域連携体制の強化に向けて、の取り組みなどについて、議論を重ねてきました。
こうした中でこのたび、県西地域の中心市のあり方に関する任意の協議組織を2市合同で設置することで合意しました。
要点は、次のとおりです。
(1)設置目的は、「人口減少・少子高齢化が進む中にあって、市民の皆様に安定的な行政サービスを継続的に提供できる体制を構築するとともに、県西地域の広域連携体制を一層強化するため、両市の合併や新たな広域連携制度の活用などについて、検討・協議を行う」とするものです。
(2)設置期間は、今後、半年間程度の準備の後、平成28年10月から約1年間を考えています。
(3)協議事項は、「県西地域における安定的な行政サービス提供体制の構築」を大テーマとして、「中心市強化の方策」としては、「権限強化策としての大都市制度の活用の検討」、「行財政基盤の強化策としての合併の検討」、加えて、「中心市と周辺自治体との新たな広域連携体制の構築の検討」を考えています。
(4)組織体制は、両市の行政職員、市議会議員、市民、学識経験者などで構成することを考えています。
(5)市民への情報提供については、基礎自治体(「市、町、村」のことです。)のあり方、合併、自治体間連携等の課題意識を広く市民の皆様と共有していく必要があります。そのため、各市の広報媒体を使った情報提供、また両市共同での啓発イベントの開催等を考えていきます。
(6)今回の2市間の合意に至った経緯については、両市間、または県西地域における基礎自治体のあり方に係る議論としては、平成19年度から21年度にかけて設置された「県西地域合併検討会」があります。この検討会では、各市町の認識が一致せず、合併協議に向かうことはありませんでした。
その後、2市8町としては、西部広域行政協議会において、将来の一体化を目指しながら、共通する地域課題の解決のため、様々な連携の取組を重ねてきました。
その上で、人口減少の進展、また都市制度改革の動向などを踏まえて、平成25年度には小田原市から改めて各市町に対して、「県西地域におけるこれからの基礎自治体のあり方に係る共同研究」の提案がありました。
しかし、この共同研究においても、今後の方向性についての認識には温度差があり、その後、連携に関する議論は進みませんでした。
こうした中で、小田原市と南足柄市は、ともに圏域の中心的な役割を担う立場にあって、基礎自治体としてのあり方や、広域連携のあり方についての認識が近いことから、平成26年度には、2市の事務レベルで「県西地域における中心市のあり方の研究」を実施しました。
南足柄市では、市民の皆様の理解が不可欠であるため、平成27年10月から11月にかけて7会場で実施した市政懇談会で情報提供と説明を行いました。
私は、基礎自治体について考える際の大前提は「持続可能な行政サービスの実現」であり、どこに行政境があろうと、「そこに住む人々が今まで受けていた行政サービスを持続できる基礎自治体であり続ける」ということであります。
中心市のあり方を議論するに当たっては、「地方創生」の観点が重要だと考えます。地方創生の政策においては、人口減少、少子高齢化が進む中で、地域経済の縮小や更なる人口減少に歯止めをかけ、持続的な発展につながる道筋を示していかなければなりません。また、国は「連携中枢都市圏」の形成など「新たな広域連携」を地方創生の中でも提起しています。
地域における経済・生活圏の形成が求められる中で、各市町それぞれの取り組みに加え、圏域の市町が互いの特長や強みを活かして連携、協力していく地域間連携が欠かせません。
県西地域においても、各自治体の個性を活かして、圏域の総合力を発揮していかなければなりません。そのためには、これまで以上に県西地域内の連携を強めるとともに、圏域を強化する必要があると考えます。
そこで、そのけん引役となる「中心市」のあり方を検討していきたいと考えます。
今回は「中心市のあり方」という大きなテーマを議論することになりますが、これまで築いてきた県西地域2市8町の信頼関係や絆を念頭において、中心市の存在が、市民生活や県西地域にとって、どれだけのメリットがあるのか、市民の皆様とともに合併ありきではない、広範な自由闊達な前向きな議論をしていきたいと考えます。
市民の皆様のご理解とご協力を賜りたく、お願い申し上げます。
平成28年1月10日(日曜日) 平成28年 消防出初式
消防団の皆様には、平素、火災に対する消火活動、台風や大雨の警戒活動など、多種、多様、多岐にわたる災害対応活動を展開されております。市民の皆様の安全安心の要として、日夜ご尽力をいただいていることに対し、市民を代表して心から感謝申し上げます。また、消防団員を支えていただいております、ご家族のご苦労に対し、深く感謝申し上げ、合わせて地域の自治会長さんをはじめ関係者皆様に心から御礼申し上げます。
この出初め式の場で、優秀消防団員表彰、親子三代消防団員表彰なども行いました。表彰をお受けになられます皆様には、本市消防行政の推進に多大なるご貢献をいただいている方々であります。長年にわたるご功績やご活躍に対し、改めて深く敬意を表し、心からお祝いを申し上げます。
さて、昨年12月、大雄町自治会内において3世帯、建屋5棟が全焼する火災が発生し、消防団全分団が出動する大火となりました。私も現場に駆けつけましたが、炎上する建物を前に猛烈な炎の中、臆することなく消火活動を展開する消防団員の献身的な姿を目の当りにしました。
石澤団長を中心に加藤副団長、滝本副団長、清水副団長の指揮のもと、小田原市消防と連携した消火活動は、まさに南足柄市消防団の伝統、「火を消す消防団」の気概そのものの姿でありました。
また、消火活動が長時間にわたったこともあり、一つの筒先を分団や部の境を越えて相互に協力、交替しながらの消火活動は、消防団員の一致結束の団結力と強い絆を改めて認識し、大変力強く感じました。
消防団皆様の勇猛果敢な消火活動に改めて心から敬意を表します。
今、関東大震災から90年余りが経過し、いつ大地震が発生してもおかしくない状況にあります。私たちは、自助・共助・公助、そして近助による地域防災力の強化を引き続き図るとともに、防災情報の収集伝達体制の強化に努めなければなりません。そうした中で、一朝有事の際には、地域を知り尽くしている消防団の皆様の応急活動、人命救助活動が最も大きな力となります。
こうしたことから、昨年は、消防団車両については、第2分団第2部(弘西寺)の小型動力ポンプ付積載車を更新し、また、第2分団第3部(雨坪)の待機宿舎を建て替えました。加えて、消防団員の活動に最も重要な装備品の一つであるヘルメットについては、団員全ての更新をいたしました。今後も皆様の活動を支援する環境整備を計画的に進めてまいります。
また、広域消防がスタートしてから3年が経過しようとしております。小田原市消防本部におかれましては、県西地域2市5町の広い管轄を持ちながらも救急出動における現場到着時間の短縮や災害時の初動体制の強化などが実績として報告されております。地域に根ざした消防団との連携により、今後なお一層の消防力の向上を期待いたします。
南足柄市消防団は、先人、先輩が築かれた輝かしい歴史と伝統と実績の上に立って、本市の安全、安心の要となっております。
市民の皆様の安全安心の拠り所として、防災の中核を担うのは、石澤明彦 消防団長を筆頭に、9分団28部、総員228名の消防団の皆様であります。
今後なお一層の訓練、鍛錬、修練のもと、各員一層の奮励ご尽力を念願いたします。
平成28年1月10日(日)、9時30分から南足柄中学校グラウンドにて、新春恒例の消防出初式を挙行いたしました。消防、職団員の参加はもとより、公私ともにお忙しい中、ご来賓多数のご臨席をいただきました。
消防団の皆様には、平素、火災に対する消火活動、台風や大雨の警戒活動など、多種、多様、多岐にわたる災害対応活動を展開されております。市民の皆様の安全安心の要として、日夜ご尽力をいただいていることに対し、市民を代表して心から感謝申し上げます。また、消防団員を支えていただいております、ご家族のご苦労に対し、深く感謝申し上げ、合わせて地域の自治会長さんをはじめ関係者皆様に心から御礼申し上げます。
この出初め式の場で、優秀消防団員表彰、親子三代消防団員表彰なども行いました。表彰をお受けになられます皆様には、本市消防行政の推進に多大なるご貢献をいただいている方々であります。長年にわたるご功績やご活躍に対し、改めて深く敬意を表し、心からお祝いを申し上げます。
さて、昨年12月、大雄町自治会内において3世帯、建屋5棟が全焼する火災が発生し、消防団全分団が出動する大火となりました。私も現場に駆けつけましたが、炎上する建物を前に猛烈な炎の中、臆することなく消火活動を展開する消防団員の献身的な姿を目の当りにしました。
石澤団長を中心に加藤副団長、滝本副団長、清水副団長の指揮のもと、小田原市消防と連携した消火活動は、まさに南足柄市消防団の伝統、「火を消す消防団」の気概そのものの姿でありました。
また、消火活動が長時間にわたったこともあり、一つの筒先を分団や部の境を越えて相互に協力、交替しながらの消火活動は、消防団員の一致結束の団結力と強い絆を改めて認識し、大変力強く感じました。
消防団皆様の勇猛果敢な消火活動に改めて心から敬意を表します。
今、関東大震災から90年余りが経過し、いつ大地震が発生してもおかしくない状況にあります。私たちは、自助・共助・公助、そして近助による地域防災力の強化を引き続き図るとともに、防災情報の収集伝達体制の強化に努めなければなりません。そうした中で、一朝有事の際には、地域を知り尽くしている消防団の皆様の応急活動、人命救助活動が最も大きな力となります。
こうしたことから、昨年は、消防団車両については、第2分団第2部(弘西寺)の小型動力ポンプ付積載車を更新し、また、第2分団第3部(雨坪)の待機宿舎を建て替えました。加えて、消防団員の活動に最も重要な装備品の一つであるヘルメットについては、団員全ての更新をいたしました。今後も皆様の活動を支援する環境整備を計画的に進めてまいります。
また、広域消防がスタートしてから3年が経過しようとしております。小田原市消防本部におかれましては、県西地域2市5町の広い管轄を持ちながらも救急出動における現場到着時間の短縮や災害時の初動体制の強化などが実績として報告されております。地域に根ざした消防団との連携により、今後なお一層の消防力の向上を期待いたします。
南足柄市消防団は、先人、先輩が築かれた輝かしい歴史と伝統と実績の上に立って、本市の安全、安心の要となっております。
市民の皆様の安全安心の拠り所として、防災の中核を担うのは、石澤 明彦 消防団長を筆頭に、9分団28部、総員228名の消防団の皆様であります。
今後なお一層の訓練、鍛錬、修練のもと、各員一層の奮励ご尽力を念願いたします。
平成27年10月22日(木曜日) 南足柄市と岩手県遠野市が「防災協定」を締結
「遠野みらい創りカレッジ」は、廃校になった旧・土淵中学校を利活用し開校したものです。遠野みらい創りカレッジとは、富士ゼロックス(株)と遠野市が協働で行う地域振興のための活動で、遠野市や地域住民と企業や団体、大学生などが連携し、研修、グループワークなどを通じて地域の発展、産業の創出、人材育成などに結びつけることを目的としています。(遠野市と富士ゼロックスの関わりについては、平成26年10月8日のフォトダイアリーをご覧ください。)
当日、午後2時から、この「遠野みらい創りカレッジ」で、第2回「自治体の災害時後方支援に関する研究会」が開催され、その席上で防災協定の締結式を行いました。
南足柄市と遠野市の交流のきっかけは、神奈川県が、東日本大震災被災地へのボランティア活動の拠点として、遠野市に「東日本大震災ボランティアステーション遠野センター(通称:かながわ金太郎ハウス)」を開設したことに始まります。私も平成23年12月に、かながわ金太郎ハウスを訪れました。その折、市役所で本田市長さんにお会いし、当時の状況などをお聞きしました。金太郎ハウスは、平成25年3月9日に閉所されましたが、その後も、平成25年12月20日に開催した南足柄市の「市民防災の集い」には遠野市の本田市長さんに講師をお願いし、防災講演会を開催するなど親交を深めてきました。
遠野市は、東日本大震災において全国の自治体、企業、大学などの協力を得て、後方支援拠点として活動され「遠野市モデル」として高く評価されております。また、本田市長さんは常に防災を念頭に置いたまちづくりを進めておられます。
遠野市は歴史的、地理的、地勢的に沿岸地域と内陸部を結ぶ要衝にあり「場の力」があります。南足柄市も万葉の時代から西国と東国を結ぶ要衝にあって、相模湾沿岸地域の後方支援拠点の一つとして役割を担う立場にもあると考えます。何よりも防災や災害対応の先進市である遠野市に多くを学び、日常的に連携して防災に取り組むため、このたびの防災協定の締結となりました。
今回の協定では、大規模災害時における相互応援はもとより、協定書に「平素の連携」の項目を盛り込み、平時に有事を考え、平素から常に遠野市と連携して防災に取り組むこととしました。これは、今回の協定の特徴であり、その意義はたいへん大きいものがあります。
本田市長さんが常に提唱されていることは「自治体間の水平連携」の必要性です。その水平連携が今ここに、新たなスタートを迎えたことは大きな喜びであり、また、身の引き締まる思いです。
今回の防災協定の締結を通して、災害時の相互応援、さらには、両市が互いに人々を知り、歴史を知り、文化を学ぶ関係を築き、絆を強くすることが大切だと考えます。
「民話の里 遠野市」と「金太郎のふるさと 南足柄市」の「里・さと交流」がなお一層深まりますことを強く念願します。
平成27年10月10日(土曜日) 郷土資料館 ナイトミュージアム
郷土資料館は、足柄森林公園「丸太の森」の入口に入って、すぐ右手にゲストハウスのように建つ施設です。この施設は、郷土の歴史、文化などを展示するとともに、市民の皆様の文化・芸術、芸能の活動の場として有効に利用されています。
時あたかも文化・芸術の秋たけなわ。丸太の森の夕暮れとともに1200個もの竹灯篭に蝋燭の火が灯されました。郷土資料館を支えてくださる多くのボランティアの方々の地味な作業が心を打ちます。
会場は中庭です。夜の帳が落ちて竹灯篭の灯りとライトの照明、庭の傍らには欅の大木と、その豊かに茂る枝葉。場のすべてが織り合って幻想的な雰囲気を作ります。
今回は、先ず「相模人形芝居足柄座」のミニ公演でした。演目は、「伊達娘恋緋鹿子」です。女性の炎のように燃え上がる情念が見事に演じられました。足柄座の皆さんは、この郷土資料館を練習の場として、たゆみない修練を積んでいらっしゃいます。
足柄座は、その発祥の地、南足柄市班目で11月22日に50周年の公演を行います。多くの皆様のご声援をお願いいたします。お問い合わせは、市役所 文化スポーツ課です。
続いて、「ポップス尺八の調べ」です。昨年も大好評でした。今年も、尺八演奏者の昌平さんにご出演をお願いしました。ポップスのモダンと、尺八の古典の融合。まさに不易と流行が織り成す素晴らしい演奏でした。
昌平さんの尺八は、心に沁みる人間的な尺八の音に加え、西洋のフルートやビッコロのような澄んだ音色や高い音色との調和が聴く人々を魅了しました。幽玄の世界に響くその演奏は、胸が込み上げ涙するほどの感動を呼ぶものでした。
秋の夕べのひと時。日常を忘れて堪能しました。ナイトミュージアムにお力添えをいただいた数多くの皆様に改めて、心から敬意を表し感謝いたします。
平成27年9月26日(土曜日) 市内中学生の埼玉西武ライオンズ野球観戦ツアー
この観戦ツアーは、伊豆箱根鉄道の労働組合が青少年の健全育成とスポーツ振興を目的とした地域貢献活動として平成25年度から始められた無料招待の事業です。これまでの2年間は、伊豆箱根鉄道の本社のある三島市や函南町の中学の野球部員が招待されていました。
今年度は、大雄山線のご縁から本市の中学校に対しご招待をいただくこととなりました。関係者の皆様に深く感謝いたします。
当日は、朝6時30分に市役所玄関で出発式が行われました。伊豆箱根鉄道からは、椎野 均 取締役上席執行役員・人事部長や加藤 保 労働組合中央執行委員長など関係者の方々が早朝にもかかわらず三島から駆けつけてくださいました。
椎野取締役は、会社をあげて地域貢献に取り組んでいることやスポーツの素晴らしさ、西武ライオンズの選手の活躍などトピックスを紹介しながら生徒の皆さんを激励してくださいました。
私は、伊豆箱根鉄道さんに対し、本物を観るプロ野球観戦ツアーの機会をいただいたことに深く感謝申し上げました。
また、生徒の皆さんには、試合前の球場では、多くのスタッフが、選手やお客さまへの最良の環境を整えるため、いろいろな役割を担って仕事をされていることを挙げ、選手や球場を陰で支えるスタッフの様々な苦労や働きを見て欲しいことを伝えました。
さらに、毎日、クラブ活動ができるのは、環境に恵まれ、先生や家族の支えがあるからこそであり、感謝の気持ちを忘れないで欲しいことも伝えました。
出発式が終了し、7時に引率者を含め62人がバス2台で球場に向かいました。
西武ドームへ到着後、スタジアムツアーとして、若手選手の寮を訪れたり、試合前の練習を間近で見学したり、中身の濃い体験をしたそうです。また、電光掲示板には「ようこそ南足柄市立中学校野球部の皆さん」と、歓迎メッセージが表示され、サプライズのおもてなしにびっくりしたそうです。
生徒の皆さんは、本物に触れ、多くの人々の苦労と努力と支えを知り、また一つ成長されたことと思います。
伊豆箱根鉄道大雄山線は、今年10月15日開業90周年を迎えます。心からお祝いを申し上げますとともに、改めて感謝申し上げます。
平成27年5月29日(金曜日) 平成27年度箱根ジオパーク推進協議会総会
箱根ジオパークは、平成24年9月に箱根町を中心に、小田原市、真鶴町、湯河原町の1市3町と神奈川県のご努力、ご尽力によって、日本ジオパーク委員会から認定されました。4年に一度、再認定の審査があり、南足柄市は、平成28年の再審査の折に参加、編入を目指しています。
かねてから箱根ジオパークへの編入や推進協議会への入会の申請をしていましたが、このたびの総会において、本市の箱根ジオパーク推進協議会への入会と私の副会長の就任について、ご承認いただきました。
また、本市の編入に伴うジオサイト候補地についても、「足柄峠と足柄道」「蛤沢」「矢倉岳」「夕日の滝」「文命堤」「最乗寺と杉並木」「清左衛門地獄池」「御嶽神社」の8箇所を候補地として、紹介いたしました。
本市は、箱根外輪山のふもとに位置しており、万葉の時代から東西を結ぶ官道として利用されていた足柄道があることから、地質的にも歴史的にも貴重な資源を数多く有し、平成24年の認定直後から、箱根ジオパークへの参画を求める声が市民や市議会からも上がっていました。
加えて、南足柄市と箱根町を連絡する道路も整備が進んでいることから、箱根ジオパークへの参画の機運は一層高まっています。箱根ジオパークに参画することにより、観光振興など地域活性化の効果のみならず、子どもたちがその地域の成り立ちを学び、郷土愛を育むことにもつながります。
今後は、箱根ジオパーク推進協議会の一員として、今まで以上に市民の皆様と一体になって、平成28年の箱根ジオパークへの編入を目指し、箱根ジオパークの新たな魅力作りに貢献していきたいと考えます。
平成27年5月17日(日曜日) 第22回南足柄市消防操法大会
消防団活動の基本は、身を挺しての奉仕の精神、強く固い組織力と結束力であり、そして消防操法の基本訓練によって養われる迅速な消火、救助の対応能力です。
本市消防団は発足して60年となります。輝かしい歴史と伝統を持つ本市消防団の消防操法技術は、県内トップレベルの高度なものであります。
ポンプ車操法の部で最優秀賞に輝いた第5分団第2部(千津島)、小型ポンプ操法の部で最優秀賞に輝いた第7分団第3部(山崎)をはじめ、すべての団員は、一挙一動に規律正しく、一致団結し、互いを思いあい、日頃の訓練の成果を十分に発揮されました。
県消防学校の教官からも「レベルの高さに敬意を表します。日頃の鍛錬、訓練の様子が強く感じられます。」との講評をいただきました。これが先人、先輩方が築き、引き継いでこられた「南足柄市消防団の歴史と伝統」です。
南足柄市の安全安心、防災の中核を担い、市民の皆様の生命財産を守るため、石澤団長を中心に、9分団28部、総員227人の消防団員皆様の今後なお一層のご活躍とご尽力を念願いたします。
平成27年4月1日(水曜日) 市岡本地区地域包括支援センター開所式
4月1日(水曜日)、岡本地区「地域包括支援センター」の開所式を開催しました。市では、高齢者福祉の充実のために2箇所目の拠点として、岡本地区に地域包括支援センターを開設することを目指してきました。場所をご提供いただいた方や地域の皆様、そして運営を担っていただく市社会福祉協議会の皆様など多くの方々のお力添えを頂き、開設できましたことに心から感謝申し上げます。
地域包括支援センターは、保健医療福祉に関する総合相談窓口であり、高齢者の皆様が住み慣れた地域で安心して過ごすことができるように、包括的、継続的な支援を行う地域包括ケアを実現するための中心的役割を果たします。
市では、保健医療福祉センターにすでに設置している従来の支援センターとあわせて、2箇所の地域包括支援センターを拠点にして高齢者の皆様に関する様々な相談に対応してまいります。
高齢者に関する不安を抱えているご家族の皆様にとっては、保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員といった専門職が一体となってご相談に応じる場が必要です。その要望に応えて市民の皆様にとって、安心と信頼の場になるよう努力してまいります。
高齢者福祉については、地域の高齢者の皆様の生活を“地域”で支えていく仕組みを作っていくことがきわめて重要なことであります。その意味でも、この岡本地区地域包括支援センターの果たす役割はきわめて大きいものがあります。
そして何よりも大切なことは、設備や環境を整えることだけでなく、そこで働く職員の心がひとつになり、相談に来られる人の立場になって、目の高さを同じにして対応することだと考えます。
市といたしましても、運営を委託する社会福祉協議会と連携し、市民の皆様の立場で、より地域に密着して地域包括ケアを推進してまいります。
この情報に関するお問い合わせ先
秘書広報課 秘書班(秘書)
電話番号:0465-73-8000