令和3年4月〜令和4年3月

市長の主な活動内容を写真と市長直筆のコメントにより紹介します

令和4年3月29日(火曜日)富士フイルム、東京ガス、南足柄市が
            「脱炭素社会の実現に向けた包括連携協定」を締結

「脱炭素社会の実現に向けた包括連携協定」締結

(写真左から)加藤市長、富士フイルム(株)・後藤代表取締役社長・CEO、東京ガス(株)・内田取締役代表執行役社長

「脱炭素社会の実現に向けた包括連携協定」締結

報道関係者へ説明する加藤市長

 令和4年3月29日(火)、富士フイルム株式会社 後藤禎一代表取締役社長・CEO、東京ガス株式会社 内田高史代表執行役社長、南足柄市長 加藤修平の三者は、「脱炭素社会の実現に向けた包括連携協定」を締結し、13時から富士フイルム本社にて報道関係者へ発表と説明を行いました。
 包括連携協定の目的は、エネルギー利用者(富士フイルム)とエネルギー事業者(東京ガス)、そして地方自治体(南足柄市)がそれぞれに持つ知見や技術を結集し、協働して「ものづくりにおけるカーボンニュートラルモデル」を創り出す先進的な取り組みを推進するためです。
 南足柄市は、水と緑があふれる豊かな自然と長い歴史に培われた伝統と文化に育まれ、市民や企業・事業者の皆様とともに歩み、発展してきました。
 市制施行50周年を迎えるこの時に、改めて先祖、先人に深く感謝いたします。
 未来へ向けた持続可能な地域づくりには、地球温暖化対策への意識を市民や事業者の皆様と共有し、カーボンニュートラルの実現が必要不可欠です。そこで、南足柄市は、一人一人の主体的な取り組みを加速するため、令和4年度をカーボンニュートラルの実現に向けたスタートの年とします。
 こうした中で、この度の協定の締結によって、脱炭素化へ向けて全社を上げて積極的な取り組みをされている富士フイルム、エネルギー業界でトップランナーとして先駆的な取り組みを進めている東京ガスとの連携ができました。このことは、自然再生エネルギーの普及をはじめ、学校等における環境・エネルギーに関する教育や、地域の防災機能の強化など、幅広い分野において、地域における脱炭素化の取り組みが推進できるものと期待しております。
 南足柄市は、富士フイルム創業の地であり、創業以来今日まで88年の共存共栄の歴史があります。この度の協定の締結に当たりましては、富士フイルムの後藤社長様をはじめ多くの関係者の皆様の温かいご助力をいただきました。心から感謝申し上げます。

令和3年11月27日(土曜日)J:COMの番組「つながるニッポン!応援の力」
             市長が南足柄市の紹介・PRにゲスト出演

J:COM「つながるニッポン!応援の力」
 令和3年11月27日(土)、16時から東京日本橋のJ:COM本社特設スタジオにて、全国各地の自治体の様々な応援の取り組みを紹介する番組「つながるニッポン!応援の力」に出演しました。
 司会は中井美穂さん、ゲストは泉谷しげるさん、自治体ゲストが私です。

 番組は、「青空応援団」と称する学生服の若者たちのエールで始まり、市の名前を秘して伊豆箱根鉄道大雄山線の大雄山駅の「金太郎像」、大雄山最乗寺や金太郎まつりなどをVTRで南足柄市を紹介。
 中井さんが「泉谷さん分りました?」
 泉谷さんが「金太郎といえば足柄山だっけ?」
 そこで、私が「泉谷さん!ほぼ正解! 金太郎のふる里、神奈川県の南足柄市です!」と言いながら席に着きました。
 中井さんが「今回のニッポンの応援のチカラ自治体リーダーは神奈川県南足柄市の加藤修平市長です。」と紹介し、3人の掛け合いによる番組がスタートしました。
 中井さんの軽妙で絶妙の司会。泉谷さんの味のあるボケや突っ込みでムード作り。私もアドリブを入れて、実に3人の波長が合う楽しいトークになりました。

 南足柄市の紹介は、金太郎(源頼光の四天王の一人坂田金時)と金太郎のふる里の数々が紹介されました。金太郎が産湯をつかったといわれる夕日の滝、創建六百数十年、曹洞宗の名刹大雄山最乗寺、昨年6月の開業以来、来場者100万人超えの道の駅「足柄・金太郎のふるさと」、昨年4月に開通した箱根町仙石原と南足柄市を結ぶ道路「はこね金太郎ライン」、箱根町と頂上で境を接する金時山(1212m)、その山頂のライブカメラでリアルタイムの富士山の絶景が南足柄市のホームページと道の駅のディスプレイで見られることなどが映像を交えて放送されました。加えて、疲れが取れるといわれる炭酸水素イオンが豊富で、カリウムやマグネシウム、カルシウムなど天然ミネラルの成分のバランスが良い「南足柄 金太郎の力水」も紹介されました。

 この他にもこの番組では、高校生が様々な苦労をして人生の挑戦、家族や人々に感謝する姿も紹介されました。

 番組の最後に、中井さんから感想を求められました。
 私は、「個性と努力の出会いが新しさを磨きます。元気と勇気をいただきました。」「国は、地方や地域の個性の集りでできています。個性と魅力を磨いてにぎわいを取り戻したい市町村が沢山あります。この番組は私たちを応援する素晴らしい番組です。この番組に期待します。」と、申し上げました。
 本当に熱い応援をいただきました。ありがとうございました。

 この番組の放送は、J:COMチャンネルで、12月4日(土)午後2時から、12月5日(日)午後7時から、12月9日(木)午前8時から、それぞれ放送されます。

令和3年11月6日(土曜日)「南足柄 金太郎の力(ちから)水」発売記念イベント
              ― 南足柄の名水を商品化 ―

「南足柄 金太郎の力(ちから)水」発売記念イベント

挨拶する加藤市長

「南足柄 金太郎の力(ちから)水」発売記念イベント

株式会社ハシモト・橋本代表取締役会長

「南足柄 金太郎の力(ちから)水」発売記念イベント

道の駅「足柄・金太郎のふるさと」・大塚駅長(右)とよいしょくんも一緒にPRしてくれました

「南足柄 金太郎の力(ちから)水」発売記念イベント

みんなでPR!

「南足柄 金太郎の力(ちから)水」発売記念イベント

特価販売中!

 令和3年11月6日(土)、9時から道の駅「足柄・金太郎のふるさと」にて、南足柄の名水をペットボトル入りで商品化した「南足柄 金太郎の力水」発売イベントを開催しました。
 本市は、天与の自然に恵まれ、南足柄市の発展の源は「水と緑」、つまり「森林と水源」です。
 平成7年に「全国水源の森百選」、平成8年には「全国水の郷百選」の認定をはじめ「平成の名水」など数々の認定を国などから受けています。
 この豊かで良質な水は、幾多の先祖、先人の皆様が森林を守り、環境や水資源の保全に今日まで力を尽くしてこられたお陰であり、その賜物です。
 本市の豊かで良質な飲用水を商品化することは、長年の懸案でありました。南足柄市の水道の水源から採水した水が、このたび、民間事業者のご協力で初めてペットボトル入りの飲料水として商品化され、販売されることとなりました。まさに官民協働の大きな成果であり、深く感謝しております。

 この水の成分は、厚生労働省登録水質検査機関が水質調査をした結果、カリウム、マグネシウム、カルシウムなどの天然ミネラルなどが1リットル当たり98mgも豊富に含まれている優れた良質の水であることがわかりました。

 ペットボトル飲料は、道の駅「足柄・金太郎のふるさと」や近隣のスーパーの一部で販売が始まりました。また、ふるさと納税の返礼品として登録もしました。
 今後は、南足柄の名水「南足柄 金太郎の力水」の発売とともに、「水と緑豊かな南足柄市」の更なるPRに努め、全国に向けて発信してまいります。
 どうぞ、疲労回復効果があるといわれる「炭酸水素イオンたっぷり」、「カルシウムとマグネシウムの黄金バランス」の「南足柄 金太郎の力水」をご愛飲ください。

令和3年10月2日(土曜日) 寺島実郎氏 講演会

寺島実郎氏 講演会

寺島実郎氏(右)と加藤市長

寺島実郎氏 講演会

会場の様子

寺島実郎氏 講演会

挨拶する加藤市長

寺島実郎氏 講演会

講演する寺島実郎氏

 令和3年10月2日(土)、10時から市文化会館大ホールにて、新型コロナウィルスの感染防止対策を徹底した中で『市民の学び合いの場づくり事業 特別講座 なぜ「知の再武装」が必要なのか』を開催しました。
 講師は、寺島実郎氏です。寺島先生は、ご承知のとおり、一般社団法人 日本総合研究所会長であり、多摩大学学長でいらっしゃいます。そして、TBSテレビ、日曜日の朝8時の番組「サンデーモーニング」で、コメンテーターをお務めになるなど、広くご活躍されておられます。

 今、南足柄市にとって、市長として、大変嬉しいことが2つあります。
 1つ目は、2つの全国紙の1面コラムに南足柄市の記事が載りました。
 まず、9月8日に読売新聞夕刊のコラム「よみうり寸評」に載りました。次に、9月22日の朝日新聞朝刊の「天声人語」に載りました。
 その内容は、「神奈川県の南足柄市ではコロナ禍の中で……マスクの下は笑顔です。……」という本市の取組が紹介されました。「神奈川県の南足柄市」という活字が、2大新聞の全国版で全国へ発信されました。嬉しいことです。

 そして、最も嬉しいことは、何と言っても、著名な寺島実郎先生を大変ご多忙にもかかわらず、南足柄市へお招き出来たことであり、お会い出来たことです。実に嬉しいことです。

 今回の講演会を企画した背景ですが、南足柄市では、昨年4月に策定した「第五次総合計画/後期基本計画」に、「笑顔で人生100歳への挑戦/すまいる エイジング プロジェクト」を掲げました。これは、誰もが元気で幸せを感じながら、人とのふれ合いや、知的好奇心を大切にして、歳を重ねていけるまちづくりを推進する事業です。
 そこで、本市では、趣味や教養、あるいは医療や健康など様々な講座を開催することによって、高齢者の皆様の社会参加を促し、「まちづくりの担い手」となる人材の発掘やネットワークづくりを目指しています。

 私は、こうした中で、寺島先生の「ジェロントロジー宣言」という著書と出会いました。その出会いと本日の講演の道筋を作っていただいたのは、小田原福祉会潤生園の時田佳代子理事長さんです。
 このようなご縁から、日本総合研究所のご協力をいただき、今後、諸々の事業を進めてまいります。

 「ジェロントロジー」とは何か。日本では「老年学」と訳されており、言葉の上では高齢者のための学問のように思われます。しかし、寺島先生は 「健全な高齢化社会を創るためには、体系的な英知を結集する必要がある」とおっしゃっています。
 講演では、「21世紀の日本産業の進路」、「医療・防災産業の基盤産業化」、「進む日本の埋没と”アジアの世紀”の現実化」などをテーマに、本質をついたお話の他に、生命科学と人類史を学ぶ必要性、食料自給率を高める必要性、AIと人間の知能の違い、世界のGDPシェアの推移と日本のシェアの凋落など、様々な領域のテーマについて世界的、歴史的、哲学的視点からお話しいただきました。まさに「全体知の巨人」と言われる寺島先生のお話でした。

 さらに、寺島先生は、日本の政治のリーダーに対して、幾つかの質問をぶつけていました。
 1つは、21世紀の世界史における日本の役割は何か。これは、日本をどのような国にしていくのか、構想力の大きさを問うものです。
 2つ目は、10年後の日本人の食い扶持は何か。日本の経済・産業政策の方向性を問うものです。
 3つめは、2045年までに人口が3割減る国で、国会議員の数は今のままで良いのか。
 4つ目は、日本政府の負債が約1,200兆円を超える。これをどう健全化するか。など、本質を突く議論を喚起しておられました。そして、「政策には、思想と哲学がなければならない」と強調されました。何事にも当てはまることと、改めて心に留めました。

 この講演を契機に、人生の生き方や、自分を見つめ直すきっかけにして、市民の皆様にまちづくりや地域づくりへのご参加やご協力を心からお願いしたいと思います。そして、市民の皆様とともに、市民協働のまちづくりを進めたいと思います。

令和3年7月8日(木曜日) パートナーシップ宣誓制度導入に伴う講演会「LGBTを知る」

講演会「LGBTを知る」
 令和3年7月8日(木)文化会館大ホールにおいて、パートナーシップ宣誓制度導入に伴う講演会「LGBTを知る」を開催しました。
 市民の皆様をはじめ人権擁護委員の皆様、民生委員・ 児童委員の皆様、PTAの皆様、また、市議会議員の皆様など多くの皆様にご参加いただきました。深く感謝いたします。

 本市は、7月1日から「南足柄市パートナーシップ宣誓制度」を施行しました。大井町も一緒にスタートしました。神奈川県内で12番目、足柄上地域では大井町と共に初めての施行です。
 この制度は、様々な事情によって、生活のしづらさや困りごとを抱えている「性的マイノリティや事実婚の方」などを対象として、互いに人権を尊重し、多様性を認め合うパートナーであることを市に宣誓するものです。
 制度の導入によって、誰もが基本的人権の保障のもと、自分らしく暮らすことのできる地域社会の実現を目指してまいります。
 また、この制度の実施に先立って6月22日に、南足柄市と大井町は、制度の利用者の精神的、経済的負担の軽減と、利便性の向上を図るため、相互利用協定を締結しました。

 講演の講師は、新宿区議会議員、よだ かれん氏です。よだ かれん さんは、36歳のとき、女性として生きることを決意されました。現在、新宿区議会議員として活躍される傍らで、自治体、企業、各種団体からの依頼によって、LGBT等に関する研修の講師など幅広く活動されています。

 ご講演では、ご自身の経験からの臨場感あふれる様々なお話が聞けました。
 私たち一人ひとりがLGBT等性的マイノリティに対する配慮についての正しい知識を持ち、理解を深め、様々な誤解や偏見をなくし、誰でもが人権が尊重される、心が通い合うまちづくりを進めたいと考えます。
 制度の導入については、難しく考える必要はありません。一人ひとりがみな平等であること、生きづらい不公平さを感じるならば、これを解消するのは当たり前のことです。
 皆さんと一緒にLGBT等性的マイノリティの方だけでなく、障害をお持ちの方、生活困窮の方、家族の介護や世話をする子供たち(ヤングケアラー)など、様々な人たちが少しでも幸せに生活できる社会にしてまいりましょう。
 

令和3年4月26日(月曜日) 「南足柄市と箱根町を連絡する道路 (通称 南箱道路)」の開通
                  -愛称『はこね金太郎ライン』ー

はこね金太郎ライン銘板除幕式

はこね金太郎ライン銘板除幕式(除幕前)

はこね金太郎ライン銘板除幕式

はこね金太郎ライン銘板除幕式(除幕後)

はこね金太郎ライン銘板除幕式

金時見晴パーキングでの記者対応

はこね金太郎ライン銘板除幕式

金時見晴パーキング

はこね金太郎ライン銘板除幕式

はこね金太郎ライン(金時見晴パーキング)と金時山

はこね金太郎ライン銘板除幕式

金時見晴パーキング

 令和3年4月26 日(月)10時に、南足柄市と箱根町を結ぶ県道731号、愛称「はこね金太郎ライン」の道路銘板除幕式が開催されました。場所は、南足柄市側の入り口です。
 開通は、28日、10時ですが、コロナ禍の中で多くの方々が集まる密の状況を避ける配慮のもと、開通を前に行われました。主催者である神奈川県の黒岩知事をはじめ地元の勝俣箱根町長、私南足柄市長のほか行政関係者や報道関係者などが出席しました。

 この道路は、南足柄市矢倉沢と箱根町仙石原を結ぶ全長10.9kmで、その約8割が南足柄市側を通っています。神奈川県の計画では、開通予定が当初、昨年の春でしたが、令和元年(2019年)10月の台風19号によって大きな被害を受け、復旧工事が完了し、この度、悲願の開通となりました。

 愛称は、公募1190件の中から神奈川県が選定しました。
 南足柄市側の約8kmの沿道に、約1km間隔で県立城北工業高等学校の生徒さんがデザインした南足柄市と箱根町のキャラクター入りの8種類の案内板が設置されています。箱根町のエリアは、国立公園のため看板等の設置に制約がありますので、南足柄市側に設置されました。

 この道路の完成と開通は、南足柄市と箱根町の長年の懸案であり、待望久しいものでありました。
 この道路は、平成25年(2013年)に神奈川県が「かながわのみちづくり計画」に位置づけをし、具体的に事業が着手されました。大変な難工事を克服し、完成に向けて工事が進む中、令和元年(2019年)10月の台風19号によって甚大な被害を受けました。県は、さらなる多くの事業費と時間をかけて困難な復旧工事を成し遂げ、ここに念願の完成を迎えました。黒岩知事をはじめとする神奈川県の関係皆様のご労苦に対し深く敬意を表します。
 加えて、歴代の地元選出県議会議員の皆様、箱根町と南足柄市をはじめとする足柄上地区1市5町の議会議員で構成する「箱根・南足柄間道路建設促進議員連盟」の皆様、そして用地の一部を無償で貸付された公有林野の一部事務組合「南足柄市外5ケ市町組合」など多くの関係者の皆様のご尽力とご協力に心から感謝いたします。

 この道路の県の整備方針は、「県西地域の新たな道路ネットワークを構築し、災害時の代替えルートになるとともに、観光振興をはじめとする地域の活性化にも役立つ重要な社会基盤」であります。
 「はこね金太郎ライン」の開通によって、南足柄市と国際観光地箱根町とのアクセスが名実ともに実現いたしました。昨年6月に開業した道の駅「足柄・金太郎のふるさと」を拠点に、南足柄市は箱根の東の玄関口として、また県西地域のゲートウエイとして、足柄上地域はもとより、足柄平野、県西地域全体の活性化を目指します。
 特に、箱根町とは、箱根ジオパークの活動をはじめ観光振興など、今まで以上に緊密に連携し、足並みをそろえて圏域の活性化と発展のために力を尽くしてまいります。

 除幕式の後、県知事や箱根町長などと共に金時山の麓(ふもと)に整備された「金時見晴(みはらし)パーキング」まで約8km走行しました。箱根や足柄の風土、環境、雰囲気に合ったとても良い道だと思いました。安全運転に心がけてご利用いただきたいと思います。

 最後に、南箱道路の実現に向けて要望活動などを一緒に行うとともに、様々な局面で実に多くのご指導とご示唆をいただいた前箱根町長 山口昇士(のぶお)様(5期20年町長を務められ令和2年11月にご退任)に、万感の思いをこめて心から感謝と御礼を申し上げます。

令和3年4月17日(土曜日) TABICA街歩きホスト向け南足柄市公式体験ツアー

TABICA体験ツアー
TABICA体験ツアー
 令和3年4月17日(土)に南足柄市は、小田急電鉄さんとTABICAさんと官民協働で、地域体験型観光のホスト役を担う方々に対して、南足柄市の魅力を知っていただくため、言うならば南足柄市の下見体験ツアーを実施しました。1週間後の25日(日)にも実施します。TABICAさんのツアーを行政が案内するのは、全国でも初めてのことです。
 県外からは東京都や埼玉県、茨城県、静岡県などから、また、県内からも横浜、相模原などから、多くのホストの皆様が参加してくださいました。
TABICAは、「人と人をつなげる」ことをミッションに創業した企業が始めたサービス事業です。地域体験型観光のホスト(主催者)とお客様の組み合わせによって、人と人との交流を通して様々な文化や新たな価値観との出会いを創り出すことを目的にしていると聞いております。
 この度の取り組みに協働してくださる事業者さんと、ご参加していただいた多くの皆様との出会いのご縁を大切にして、南足柄市や足柄地域の魅力と個性をPRし、知名度を上げていきたいと思います。
 私も皆様にご挨拶の中で南足柄市の歴史や魅力などを紹介し、トップセールスしました。
 その内容の一部は、次のとおりです。
 「金太郎のふるさと」、「富士フイルム創業の地」、「アサヒビール神奈川工場」、「豊かな森林と良質で豊富な水」、「足柄古道(官道)」、「足柄峠と富士山」、「金時山山頂にライブカメラで日々の富士山映像」、「夕日の滝」、「桜の名所多数」、「大雄山最乗寺と紅葉」、「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」、「はこね金太郎ライン(南箱道路)の開通」、「お茶とミカンの産地」などです。
 これからも、南足柄市の様々な魅力を活かした観光の在り方を創意工夫するとともに、歴史、文化、自然環境など南足柄の個性、魅力を市外、県外へ発信するシティプロモーション活動に、市長が先頭に立って積極的に取り組んでまいります。

令和3年4月4日(日曜日) 第44回南足柄市消防大会

第44回南足柄市消防大会
 令和3年4月4日(日)、文化会館にて、消防団員はもとより、市議会議長をはじめとするご来賓の皆様にもご臨席いただき「第44回 南足柄市 消防大会」を挙行しました。

 昭和23年3月7日に「消防組織法」が制定され、今日の「自治体消防制度」が確立して以来、消防団をはじめとする消防関係者の皆様のたゆまぬ努力の積み重ねによって、本市消防団は、伝統と誇りを継承し、現在に至っています。

 本市の消防団の存在とその消防力は、地域防災の要として、市民の皆様の信頼は絶大です。そして、先人、先輩が築かれた輝かしい歴史と伝統と実績の上に立って、本市の安全安心の要となっています。消防団員の皆様のたゆまぬご努力とご尽力に心から敬意を表します。

 昨年来の新型コロナウイルス感染症の拡大は、社会経済はもとより、市民の皆様の生活に大きな影響を与え、いまだ収束の見通しが立ちません。一日も早い収束を願うものでありますが、こうした中にあって、地域防災力の中核として、災害に備えて地域のために活動する消防団の存在はなくてはならないものであり、頭が下がる思いです。
 加藤雅彦消防団長を筆頭に全団員一丸となって、市民の皆様の生命、財産を守り、安全、安心な地域社会をつくるため、引き続きのご尽力を切に念願します。

 南足柄市消防団は、「火を消す消防団」、「火災を鎮圧する消防団」として数多くの火災現場で目覚しい活躍をされて来られました。その歴史と伝統は、まさに、地域の消防、防災の堅固な精神になっています。消防、防災の文化になっているといっても過言ではありません。

 そして、その活躍の陰には、皆様を献身的に支えて下さっているご家族や自治会長をはじめとする地域の存在があります。改めて、ご家族、そして地域の皆様に対し、心から敬意を表し感謝を申し上げます。


 今、人口の減少、少子高齢化、就業構造の変化などの中、消防団員の担い手不足は深刻な問題となっています。
 そこで、副団長、分団長を中心とした消防団組織検討委員会を立ち上げ、42回もの会議の後、2月4日に加藤雅彦団長から、消防団組織の再編成の上申書をいただきました。市は、消防団の検討結果を踏まえ、消防団組織の再編計画を策定いたします。

 3月31日をもって、深い郷土愛のもと奉仕という崇高な精神のもと、市民皆様の生活の安全、安心、安定のため、長年に渡りご活躍いただいた方々が退団されました。今後も消防団の先輩として、ご指導、ご協力をいただきますよう心から念願いたします。
 一方で、7名の新たな消防団員と分団長、部長等が任命されました。新たな消防団員のうち、3名の方は機能別団員としての任命です。この方々は、長く消防団員として活躍され、積み重ねた豊かな知識、技術と経験を有する消防団OBの方々です。有事の際には、消防団の活動を補完する重要な役割として活躍されることを念願します。

 また、本市消防行政の推進に多大なるご貢献をいただいた方々が表彰されました。
 そのご功績に対し、深く敬意を表し、心から感謝とお祝いを申し上げます。

 南足柄市消防団の皆様のご健勝と益々のご活躍を心から念願いたしますとともに、ご家族の皆様に厚く御礼申し上げます。

令和3年4月1日(木曜日) 令和3年度年度始めの式

令和3年度年度初めの式
令和3年度年度初めの式
 4月1日(木)、新採用職員の採用辞令と職員の人事異動等の辞令を交付し、11時から令和3年度の年度始めの式を行いました。私は、年度始めの式で次のように職員へ訓辞しました。

 昨年春からの新型コロナウイルス感染症の拡大は、社会経済はもとより市民の皆様の生活にも大きな影響を与え、いまだ収束の見通しが立ちません。南足柄市では、特に、子育て世代の皆様に対する支援策や業種を問わず中小事業者に対する支援策など、本市独自の支援策を積極的に実施してまいりました。
今年度も新型コロナウイルス感染症対策は、最優先課題として取り組みます。

 さて、令和3年度の予算は、職員の皆さんと一緒に作り上げた「市民の皆様の命と暮らしを守り、まちの活性化を重視した予算」です。
 市民の皆様の生活の安定と地域の活性化を最優先に、事業の優先度を見極めて「選択と集中」による予算配分をしました。
 施策の実施に当たっては、「市民が主役の市政」を基本に、「市民協働・官民協働・地域間連携」を中心に据え、各種施策の実現にまい進いたします。
 特に、民間との協力関係は、連携よりも、協働の考え方に立って積極的に推進したいと考えます。

 この予算に基づく政策、施策を着実に実現するために、4月1日の人事は、「適材適所の配置」、「女性の登用」、「シティプロモーション推進の体制の整備」、「子育て支援拠点整備の体制強化」、「環境政策の推進体制の強化」、「国の省庁への積極的な職員派遣」などを主眼に行いました。
 国の省庁への派遣については、昨年の環境省への派遣に続き今年は文部科学省に若手職員を派遣します。
 国の省庁と人脈を作り政策を学ぶことによって、南足柄市の政策の立案と推進に寄与し、併せて、職員の育成を図るため、2年間派遣します。

 皆さん、今年度は次の4つの事を意識して仕事に取り組みましょう。
(1)政策や施策等については、市政方針と予算概要で内容を確認し、市全体の政策を把握しましょう。
(2)部長・課長・班長を軸に相互に相談、連絡、報告を徹底しましょう。
   部長・課長は、市長、副市長、教育長へ適時、適切な相談、連絡、報告を徹底して下さい。
(3)部長・課長・班長は、日常の仕事の中で常にOJTを行いましょう。
   OJTを行う管理・監督者が問題意識や課題意識がなく漫然と仕事をしているとOJTは出来ません。
   OJTは、仕事のやり方などの指導、学習と改善です。部長・課長・班長は、毎日の仕事の中でOJT等を通して職員を育成して下さい。適切に指導を受けることが出来ない部下や新採用職員は実に不幸です。
(4)シティプロモーションを積極的に行います。
   シティプロモーションは、地方自治体による「地域活性化のための全ての活動」です。つまり、市の宣伝、広報、営業の活動です。
  その材料は、観光拠点だけではありません、市内の企業や産業、歴史、文化、自然風土、そして福祉、教育、防災、環境、スポーツ、人権、都市整備など市のすべての施策や事業、さらには市民活動など、あらゆるものが南足柄市の個性であり、魅力です。
  これらを内外に発信して、南足柄市の知名度を上げ、交流人口を増やし、にぎわいを創り、産業経済の活性化につなげていくことが重要です。それが、定住や企業誘致にもつながります。
  そこで、大事なことは、部長、課長、班長をはじめ全ての職員が、一連の仕事の中から、PRしたい情報を強く意識することです。そこから全てが始まります。そして、広報広聴シティプロモーションの担当は戦略的にメディアにつなげてプロモーションを行います。

 具体的な事例を挙げれば、すでに、道の駅「足柄・金太郎のふるさと」は、新聞、テレビなどメディアの力もいただき予想を超える賑わいとなっています。加えて、念願の県道731号「南足柄市と箱根町を連絡する道路」が4月28日に開通となります。愛称は、「はこね金太郎ライン」と決定しました。国際観光地箱根とつながるこの道路の開通は県西地域にとって実に大きな話題です。これらを内外に発信して、南足柄市をはじめ足柄地域の知名度を上げてまいりましょう。

 また、南足柄市を全国から応援してくださる「ふるさと納税」の寄附は、令和元年度が約26億7千万円でした。令和2年度の実績も約28億5千万円の見込みで好調です。
 この全国の皆さんとのつながりもシティプロモーションの大きな力になります。企業、産業と連携したメディア戦略も含め、南足柄市の知名度を上げ、にぎわいを創り、地域の活性化のため、職員一丸となって頑張りましょう。

最終更新日:2022年04月12日

この情報に関するお問い合わせ先

秘書広報課 秘書班(秘書)

電話番号:0465-73-8000


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