令和4年4月〜令和5年3月
市長の主な活動内容を写真と市長直筆のコメントにより紹介します
令和5年3月7日(火曜日) 湘南ベルマーレフットサルクラブとの連携に関する協定締結式

佐藤社長(右)、フィウーザ選手(中)と


南足柄市をはじめ県西地域の自治体は地域を上げて、湘南ベルマーレフットサルクラブを強い力で熱烈に応援しています。
この度、大変お忙しい中、佐藤伸也社長、坂下達郎セールススーパーバイザ―兼地域コーディネーター、そして湘南の要塞フィウーザ選手にご出席いただき、協定を締結することができました。大変嬉しく思います。
湘南ベルマーレフットサルクラブは、地域の総合型地域スポーツクラブとして、スポーツの振興のみならず、子どもたちの育成や環境問題にも取り組まれています。私たちは、企業としてのその姿勢に、以前から尊敬の念と共感の思いを持っておりました。
湘南ベルマーレフットサルクラブの皆様には、これまでも体育センターでのFリーグ公式戦はもとより、本市の幼稚園児の体力づくりのご指導など、様々な活動を通して、地域に貢献して頂いております。
こうした中で、環境や農林産業分野などにも協力、連携の幅を広げて行こうではないか、とご提案をいただきました。連携して取り組む内容には、環境循環型社会の実現や、カーボンニュートラルの環境課題の取り組みがあります。これらは、南足柄市が取り組む重要な政策と一致しています。
様々な地域貢献活動をとおして、地域を挙げて多くの皆様に愛されている湘南ベルマーレフットサルクラブと南足柄市が強固に連携することによって、地域住民の関心の高まりと、多くの市民の皆様の共感のもとに、重要な環境課題の取り組みが進み、その成果が期待できます。
全国から注目される取り組みを共に実施し、明るく、希望の地域社会をつくってまいります。市民の皆様ご協力をお願いいたします。
令和5年2月25日(土曜日) 南足柄市カーボンニュートラル キックオフ フォーラム

牧島かれん衆議院議員による挨拶

元環境大臣・小泉進次郎衆議院議員による基調講演「なぜ今カーボンニュートラルなのか?」

環境都市宣言2023

カーボンニュートラル・パートナーシップ協定

パネルディスカッション「南足柄市ゼロカーボンシティにむけた市内企業の取組」

大学生環境団体によるフィールドワーク発表「カーボンニュートラルにむけた世界の兆候と南足柄市の自然」

市内小学生による発表「未来のわたしへ手紙を書こう」

足柄台中学校吹奏楽部による演奏「南足柄市の自然を感じて」

南足柄日本舞踊連盟・キッズダンスチームコラボ「金太郎音頭から南足柄ダンス!」

南足柄ジュニア・コーラスと足柄高校合唱部によるフィナーレ
ご来賓として、公務ご多用の中、元環境大臣・衆議院議員・小泉 進次郎 様、衆議院議員・牧島 かれん 様、経済産業省の村尾調査官をはじめ、多数のご来賓の皆様にご臨席を賜りました。
フォーラムのテーマであります「カーボンニュートラル」は、エネルギーの消費と深く関わるものですが、ご承知のとおり、1992年に開催された地球サミットで「京都議定書」が採択されて以降、国際的な取組が本格的にスタートしました。
こうした中で、2020年、当時の菅 義偉 首相が日本政府として初めて「2050年までに、二酸化炭素の排出量を全体としてゼロにする」、すなわち「2050年カーボンニュートラル」、「脱炭素社会の実現」を目指すことを宣言されました。菅内閣の環境大臣でありました小泉進次郎衆議院議員のご尽力もありました。
一方、南足柄市においては、幾多の先祖・先人が育み、守り、そして現在まで引き継いできた「森林と良質な水の資源」など、豊かな自然資源があります。その豊かな「森林」や「水」などの自然資源を守るために、水と緑を守ることを政策の柱に、これまでも環境問題に積極的に取り組んできました。
その具体的な取組の決意を示すため、平成8年12月に「南足柄市環境基本条例」を制定し、平成10年12月には市民の皆様と共に、「環境都市宣言」を行いました。あらためて、時の先人に心から敬意を表します。
今、脱炭素社会が求められる理由をあらためて認識したいと思います。
温室効果ガスの影響で、海水温が上昇することによって氷河などが溶けて、海面水位が上昇し始めています。さらには、気候変動を引き起こし、豪雨や熱波による大規模な水害や山火事などが世界各地で発生しています。水不足や食料不足なども深刻化が懸念されています。
加えて、2015年の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標、SDGs」では、貧困、飢餓、環境、経済など、世界のあらゆる課題を17の目標として掲げていますが、気候変動問題は、すべての課題につながっています。
言うなれば、「脱炭素社会の実現」は、「人類全体の未来を守る」ということです。一刻も早く、国際社会全体で脱炭素に取り組む必要があります。
私たちの地域社会においても、市民一人一人が、そして企業が、それぞれに実施できることを実行することが求められています。
こうした中で、南足柄市においては、昨年3月29日に、富士フイルム株式会社、東京ガス株式会社と「ものづくりにおける脱炭素モデルの実現」に向け、「包括連携協定」を締結いたしました。
さらには、今年1月26日に、アサヒグループジャパン株式会社と「脱炭素・水資源の有効活用などによる持続可能な生態系と環境循環型社会の実現」に向けて「連携協定」を締結いたしました。
また、「ゼロカーボンシティ宣言」と「プラごみゼロ宣言」を行い、「カーボンニュートラルの実現」に向けた取組を始めました。
「カーボンニュートラルの実現」には、世代を超えた長期での取組が必要となります。当日の会場には、次の時代を担う若い世代の皆様にも多数ご参加いただきました。未来に向けて、大変心強く感じております。
この「カーボンニュートラル キックオフ フォーラム」を通して、「カーボンニュートラルの実現」は、「他人(ひと)ごと」ではなく、私たち一人ひとりの「自分ごと」であると改めて考える機会としていただき、南足柄市の市民と企業が一体となって 取り組んでまいりたいと考えます。
重要なことは、分かっていることを当事者意識を持って、いかに実行するか、だと思います。
フォーラムの第1部の内容は次のとおりです。
・元環境大臣・小泉 進次郎衆議院議員、牧島 かれん衆議院議員の挨拶と講演。
・市議会・石川議長をはじめ市民の皆様と一緒に「環境都市宣言2023」の宣言。
・市内の企業、事業所の代表の皆様と「カーボンニュートラル・パートナーシップ協定」の締結を宣言。
第2部の内容は次のとおりです。
・3人の企業代表者によるパネルディスカッション。
・大学生の環境団体「クライメイト ユース ジャパン」のお二人が、「カーボンニュートラルにむけた世界の兆候と南足柄市の自然」について発表。
・市内小学生の代表が「未来のわたしへ手紙を書こう」の手紙を朗読。
・足柄台中学校吹奏楽部の素晴らしい演奏。
・南足柄日本舞踊連盟とキッズダンスチームのコラボで「金太郎音頭から南足柄ダンス」を披露。
・フィナーレは、南足柄ジュニア コーラスと足柄高校合唱部の合唱。
改めて、フォーラムの開催にあたりまして、絶大なる ご支援、ご協力をいただきましたご来賓の皆様、市民の皆様、市内の企業・事業所の皆様、全ての皆様に心から深く感謝を申し上げます。
そして、このフォーラムを一つの契機に、環境の取り組みを通して、なお一層、人の心が通い合う南足柄を創ってまいりましょう。
令和5年1月26日(木曜日) アサヒグループジャパンとの
「持続可能な地域づくりを共創するための連携協定」締結式

アサヒグループジャパン・濱田代表取締役社長(兼)CEOと


アサヒビール神奈川工場は、今年1月31日で操業を終了いたします。しかし、この先も南足柄市は、アサヒグループと緊密に連携していきます。
当日は、大変お忙しい中、アサヒグループジャパン株式会社・濱田社長をはじめ、関係者の皆様のご出席をいただき、協定を締結することができました。大変嬉しく思います。
アサヒグループジャパンは、アサヒビール、アサヒ飲料、アサヒグループ食品など、日本事業を統括する会社です。
アサヒビールをはじめとするグループ会社の皆様には、これまでの間、南足柄市政の推進に、多大なるご貢献、ご協力をいただきました。深く感謝を申し上げます。
この度、さらなる絆を深めるべく、アサヒグループジャパンさんから連携協定のご提案をいただき、アサヒグループジャパンと新たな「共存共栄」の発展に向けた新しい時代を共に歩むことになりました。
アサヒのグループ企業は、世界各地で、環境や社会にプラスの価値を生む事業活動に取り組まれております。
今回の連携協定は、アサヒグループがその重点的な取組みとされている「脱炭素・水資源の有効活用などによる持続可能な生態系と循環型社会の実現」を共に目指すことであります。
本市においても、昨年、「ゼロカーボンシティ宣言」と「プラごみゼロ宣言」を行いました。来月、2月25日には、小泉進次郎前環境大臣をお招きし、「カーボンニュートラルキックオフフォーラム」を開催します。今後は、なお一層、カーボンニュートラルに向けた事業に力を注いでまいります。
また、「森林」と「水」は南足柄市の財産であり、それを持続的に引き継いでいくことは私たちの使命であり責任です。森林資源の循環を実現し、林業の再生、森林保全を図るため、現在、林業の6次産業化推進事業を実施しています。
まさに、アサヒグループの理念に基づくサスティナビリティ(環境・資源、人間社会、経済の持続可能性)の取組と、本市の重点的な政策は共通しており、同じ未来を見ていると思っています。
私の政策推進の重要な要素は、市民との協働、そして企業とのつながり、企業との信頼関係であります。
今回の連携協定は、南足柄市のこれからに明るい未来をもたらすものと大いに期待をしています。共に、しっかりと手を携えて、具体的、かつ効果的な成果を求めて、戦略的に取り組みたいと考えます。
そして、取組の成果を、全国にアピールし、アサヒグループジャパンと南足柄市の経営に貢献できる、確かな連携にしたいと思います。
本日から、アサヒグループジャパンと南足柄市とは、新たな発展と飛躍に向けて新たな力強い歩みをスタートしました。
令和5年1月19日(木曜日) アサヒビール神奈川工場「操業終了記念式典」

市長挨拶

市長挨拶

アサヒグループジャパン株式会社・濱田代表取締役社長(兼)CEO

アサヒビール株式会社・塩澤代表取締役社長

最終製造品を見送ると、くす玉が割られました
南足柄市にアサヒビール工場の建設のお話をいただいてから、地権者と地域への説明、用地の交渉と造成、工場の建設、竣工そして、スーパードライ等の生産と、今日まで約35年の長きにわたってお世話になりました。心からなる感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、今日まで、アサヒグループホールディングス株式会社・小路取締役会長(兼)取締役会議長様、アサヒグループジャパン株式会社・濱田代表取締役社長(兼)CEO様、アサヒビール株式会社・塩澤代表取締役社長様をはじめ、工場関係者など全ての皆様に、南足柄市は多大なるご協力とご貢献を賜りました。厚く御礼申し上げます。
さて、振り返りますと、平成元年、当時のミカン園地減反政策の中で、県の主導によって、超法規の取組でミカン農地の土地利用を推進し、約42ha、横浜球場の9個分の土地が建設用地として、開発されました。
そして、アサヒビール神奈川工場は平成8年に造成工事が始まり、平成14年5月に竣工の運びとなり、この自然環境豊かな怒田丘陵地に南関東一円を賄う、環境に配慮した近代的で立派な一大生産工場として誕生しました。
この間、神奈川県はもとより、地元の皆様、地権者の皆様をはじめ、関係各方面の皆様の絶大なるご尽力とご支援、ご協力がありました。
この神奈川工場は、緑化率、約50%であります。それは環境に配慮し、自然と、住民と共生した工場にするという、いわば、地球、地域、人との調和を考えた「環境創造工場」を目指した企業理念がそこにあります。
操業以来、早20年が経過いたしました。この間、アサヒビールは、本市における水源地の森林保全 活動や森林再生の取組を通じて、「社会貢献活動」に積極的に取り組まれてきました。さらに、本市のふるさと寄附をはじめ、産業振興、観光振興などまちづくりにも多大なるご貢献をいただきました。
心から感謝を申し上げます。
神奈川工場は、地域住民や南足柄市民をはじめ、全国から来訪される多くの来場者に愛され、「観光名所」としても親しまれてきました。本市は、「金太郎のふるさと」、「万葉の里」を前面に打ち出し、地域資源を活用した観光振興に力を入れ、都市住民を呼び込み、交流人口を増やし、地域の活性化に繋げる取組を進めております。
こうした取組を大きく後押ししてくださったのは、何と言ってもアサヒビール神奈川工場の存在でした。首都圏から富士箱根観光圏まで幅広く視野に入れた中で足柄地域全体の産業経済を進展させ、足柄地域の魅力を総合的に高めることができましたのは、アサヒビール神奈川工場との深い連携による取組があったからこそであります。
ご承知のとおり、本市は、昨年4月1日に市制施行50周年を迎えましたが、この20年間は、まさにアサヒビールと「共存共栄」、共に発展の歩みを進めてきました。歴代の工場長様をはじめ、従業員の皆様のご努力に対し、改めて、深く敬意と感謝を申し上げます。
神奈川工場は、ここで操業終了となりますが、これまでにアサヒビール株式会社や、アサヒグループジャパン株式会社の皆様と培ってきた絆は、今後も継続し、大切にしてまいります。
アサヒグループジャパンさんとは、1月26日に持続可能な地域づくりを共に創るための連携協定を締結します。これによって、環境循環型社会の構築に向けて、共に良好な地域社会づくりを進めていきます。引き続き、アサヒグループとは、緊密に連携してまいります。
アサヒグループジャパン株式会社並びにアサヒビール株式会社の一層のご繁栄とご発展を念願するとともに、全ての関係者に万感の想いで感謝いたします。
令和4年12月21日(水曜日) 福祉施設等における地域区分制度の適正化について国に要望

小倉將信内閣府特命担当大臣(中)、牧島かれん衆議院議員(右)

畦元将吾厚生労働大臣政務官(右から3人目)、牧島かれん衆議院議員(右端)
内閣府では、小倉將信内閣府匿名担当大臣(少子化対策、男女共同参画)、こども政策担当大臣、共生社会担当大臣、女性活躍担当大臣、孤独・孤立対策担当大臣に、牧島かれん衆議院議員の同行で私が要望しました。
厚生労働省では、畦元将吾厚生労働大臣政務官に、牧島かれん衆議院議員の同行のもと、私と戸村中井町長、小田大井町長、加藤開成町副町長が要望しました。
牧島衆議院議員からも多くのご指導とご助言をいただきました。
要望の内容は、次のとおりです。
福祉施設等における福祉サービスの提供に係る報酬の算定に当たっては、人件費の全国各地の地域差を調整する地域加算を行っています。その算定基準が「地域区分」です。
この地域区分は、1級地から7級地と、「その他」までの8区分あります。全国の市町村において、高齢者介護施設や障害者施設、子ども子育て施設によって、それぞれ適用になる区分は異なります。
事例として、高齢者介護施設について説明しますと、1級地20%加算の対象は東京都の23特別区だけです。神奈川県の県西地域2市8町については小田原市が5級地10%加算の対象、山北町と箱根町が7級地3%加算の対象となっています。南足柄市と6町は「その他」0%の対象です。
東京など大都市と地方の市町村とでは、社会経済や物価等の事情に差異があり、その比較の上で人件費の地域差を調整する必要性は理解できます。
しかし一方で、神奈川県内の市町村は、統一された最低賃金が設定されています。また、同じ生活圏や経済圏にある自治体間で適用に格差があることは実に合理性を欠いていると考えます。
こうした地域、圏域の実情と適合しない地域区分の適用は、介護保険事業を運営する事業者の報酬に大きな格差を生じさせるほか、介護サービスに携わる人材確保にも著しく影響を与えるのみならず、事業者の経営にも多大なる支障が生じます。
福祉等のサービスは、国民の全てが均質・均等に享受できるものでなければなりません。地域の実情と現場主義に立って適正な制度改正を強く要望いたしました。
令和4年8月28日(日曜日) 市制施行50周年記念 市民音楽祭

市長挨拶

南足柄中学校

岡本中学校

足柄台中学校

市内全中学校吹奏楽部&神奈川フィルハーモニー管弦楽団

神奈川フィルハーモニー管弦楽団
猛暑が続いていましたが、当日は小雨模様の秋の気配を感じる日よりでした。日曜日の午後のご多用の中、多くの皆様にご来場いただきました。
ご承知のとおり、南足柄市は、今年4月1日に、町から市になって50年を迎えました。改めて幾多の先祖、先人に心から感謝申し上げます。
今年度1年間は、50周年を祝い、様々な記念事業を実施いたしますが、市民音楽祭もその一つであります。
今回の音楽祭には、昨年から出演をお願いしておりました市民の皆様待望の「神奈川フィルハーモニー管弦楽団」をお招きしました。そして、市内の全ての中学校「南足柄中学校、岡本中学校、足柄台中学校」の吹奏楽部が参加しました。生徒の皆さんや顧問の先生には夏休み最後の日でしたので、何かと気ぜわしかったと思いますが、さながら、神奈川フィルと中学生の文化交流の音楽祭となり、ご来場の皆様に大きな感動を与えてくださいました。
神奈川フィルの皆様はもとより、校長先生や顧問の先生をはじめ学校関係者の皆様のご協力に敬意を表します。
演奏プログラムは、第1部は各中学校吹奏楽部のコンサート。第2部は全ての中学校吹奏楽部と神奈川フィルハーモニー管弦楽団の合同演奏。第3部は神奈川フィルハーモニー管弦楽団コンサートでした。いずれの演奏も大きな拍手が鳴りやみませんでした。
ところで、新型コロナウイルス感染症の収束の道筋は未だ見えません。また、ウクライナでは理不尽なむごい戦争が続いています。
私たちは穏やかな日常、幸せな日常、いつもの普通の日常が戻ることを待ち望んでいます。
こうした時に、人々の心にうるおいと安らぎを与え、希望と感動をもたらすものは、音楽をはじめとする文化芸術だと思います。そういうことから、文化的事業は、わたくしたちの生活にこの上なく重要なものであると思います。
吹奏楽部の生徒の皆さんをはじめ、ご来場いただいた生徒のご家族、学校関係者、そして多くの市民の皆様には、今回の音楽祭で一段と演奏の腕を上げ、成長した市内中学校吹奏楽部の皆さんの演奏に感動されたことと思います。
そして、全国に誇る我が神奈川県の神奈川フィルハーモニー管弦楽団の皆様には、前日の土曜日から中学生の皆さんに演奏指導をしていただくとともに、音楽をとおして文化のひびき、文化の歓びと感動をお届けくださいました。
私たちは、素晴らしい演奏を心豊かに堪能しました。市制施行50周年記念にふさわしい市民音楽祭となりましたことに対して、全ての皆様に深く感謝いたします。ありがとうございました。
令和4年7月14日(木曜日) あしがら成年後見センター開所式

市長挨拶

足柄上地域における成年後見制度の中核機関となる「あしがら成年後見センター」は、足柄上地区1市5町の共同設置です。1市5町を代表して挨拶いたしました。
これまでの禁治産制度に代わって、平成12年から成年後見制度が始まり、20年以上が経過しました。この制度の利用者は年々増加傾向にあります。
このような状況の中で、国は、成年後見制度の利用促進を図るため、平成28年5月に「成年後見制度の利用の促進に関する法律」を施行し、平成29年3月には法に基づく「成年後見制度利用促進基本計画」を閣議決定しました。
こうした中で、足柄上地区1市5町は、平成27年度から中核機関の設置に向けて検討を進め、令和元年度からは南足柄市が幹事となって具体的な事業内容をとりまとめてまいりました。
足柄上地区1市5町の行政、社会福祉協議会、事業所等の関係者のご尽力 に心から敬意を表します。
そして、念願の開所の運びとなりました。広域連携のスケールメリットをいかし、生活圏を同じくする1市5町の自治体が共同で設置する取組は実に有意義なことであり、広域連携による成年後見制度の取組は神奈川県内では初めてとなります。
その業務運営については、高齢者と障害者の双方に支援の視点を持ち、権利擁護に関する業務に実績がある「南足柄市社会福祉協議会」に委託いたしました。センター長には、弁護士の内嶋順一先生にご就任いただきました。
成年後見制度の利用については、認知症の高齢者や親亡き後の障害者などの権利を擁護するニーズがますます増えています。
「あしがら成年後見センター」に関わる行政、社会福祉協議会、地域包括支援センター、障害者相談支援事業所、関係機関など全ての皆様が一致結束することが重要です。そして、障害や認知症などがあっても住みやすい地域づくりを推進し、地域社会全体で支え合う地域共生社会の実現に向けて取組を進めてまいりましょう。
令和4年4月11日(月曜日) 南足柄市子育て支援拠点施設”にこっと”開所式

市長挨拶

テープカットの様子

木の香りと温もりを感じられる明るい空間
当日は、にこっと 笑みがこぼれるような暖かい春の日よりでした。施設は木の温もりでいっぱいです。
この春の良き日に、南足柄市市制施行50周年と相まって、子育て支援拠点施設が開所できますことは、多くの皆様のご協力の賜物です。心から御礼申し上げます。
また、拠点整備事業に携わっていただいた業者の皆様には、短期間での設計と施工にご尽力いただき深く感謝申し上げます。南足柄ライオンズクラブ様には、日時に余裕のない中で、各部屋の表示板を設置していただきました。また、企業様からは本市の子育て支援のために多額のご寄付もいただきました。温かいご支援とご厚情に重ねて御礼申し上げます。
この子育て支援拠点施設の整備は、南足柄市第五次総合計画の「子どものみらいを拓く南足柄」の重点プロジェクトに位置付けた事業です。出産・ネウボラをはじめとする様々な支援ニーズに応える「支援を必要とする子どもと家族を総合的にケアする拠点」と、様々な子育てニーズに応える「子育てを応援する拠点」を、大雄山駅前のヴェルミ2の3階に一体的に整備しました。愛称は、広く市民の皆様から募集し、その中から「にこっと」に決定しました。
現在、国会では、「児童福祉の分野」と「母子保健の分野」の相談機関を一体化した組織を市町村が設置することを努力義務とする児童福祉法の改正案が提出されています。本日開設しました この「にこっと」は、まさに国が進める組織の一体化に先駆けた施設整備となりました。
大雄山駅前のヴェルミは、今や商業施設だけではなく、多くの医療機関と保育園などが入居しております。市民の皆様の多様化する「価値観」に応えて、市民の皆様に喜ばれる商業施設として、また、このたびの「にこっと」の開所によって、市民がふれあい、交流できる多機能型の複合施設として、このヴェルミが今後なお一層、充実し、発展することを願っています。
この「にこっと」は、木質化によって整備し、木の温もりと香りがいっぱいです。 未来を担う子どもたちが豊かな自然環境のもとで健やかに成長することを願うとともに、「にこっと」を多くの皆様の交流の場、生活の拠点として利用していただき、市民、地域、企業、行政などが連携、協力して子育て支援の充実を図ってまいります。
令和4年4月3日(日曜日) 市制施行50周年記念式典

式典の様子

市長式辞
年度当初、公私共にご多用の中を神奈川県副知事 武井政二様、デジタル大臣 衆議院議員 牧島かれん様、神奈川県議会議員 杉本 透様、小田原市長 守屋輝彦、秦野市長 高橋昌和様をはじめ県西地域8町の町長の皆様など、多くのご来賓の皆様のご臨席を賜りました。また、約500人もの多数の市民の皆様、関係者の皆様のご出席を賜りました。深く感謝をし、御礼申し上げます。
先ずは、初代 南足柄市長 津田進一郎様、第2代市長 安藤正夫様、第3代市長 鈴木 佑様、第4代市長 沢 長生様をはじめ多くの先人、先輩の皆様のご功績に深く敬意を表し、感謝を申し上げます。
南足柄の長い歴史を振り返りますと、いにしえの飛鳥、奈良の万葉の時代には、足柄を詠んだ歌17首が万葉集に収められています。言わば南足柄は万葉の里でもあります。また、宝永年間には、富士山噴火と酒匂川の氾濫によって、約100年にも及ぶ艱難辛苦の自然災害との戦いの歴史がありました。
南足柄市は、こうした長い歴史の上に立って、文化や伝統を育み、豊かな森林や水資源など自然資源に恵まれたまちとして着実に歩んでまいりました。
掛け替えのない、この貴重な資源は、幾多の先祖・先人が生業として森林を育む造林や米作りを中心とした農業に勤しんできた賜物であります。南足柄市の財産は、正に豊かな森林資源と良質の水資源、そして自然環境です。 この豊かな水と緑の資源は、今から88年前、昭和9年に、富士写真フイルム株式会社、現在の富士フイルム株式会社が、南足柄を創業の地とする決め手になりました。当該企業の成長と発展は、南足柄を大きな発展へと導きました。さらには、南足柄にとどまらず近隣の市町や、足柄平野の発展へと広く波及しました。
こうした歴史の変遷を経て、南足柄市は、昭和47年4月1日に、県内で18番目の市として市制を施行いたしました。以来、半世紀にわたって、水と緑があふれる豊かな自然と、長い歴史に培われた伝統や文化に育まれ、近隣市町とも連携を深めながら、自然環境と都市基盤が調和した住みよいまちとして、市民の皆様、そして企業の皆様とともに着実に発展してきました。
これもひとえに、本市発展のため、ご尽力された先人のご努力と、市民の皆様や関係者の皆様方のご協力の賜であると、心から感謝を申し上げます。
式典では、これまで長年にわたり、市勢の発展と市民福祉の向上のためにご尽力いただいたご功績に対し、60人、8企業・団体の皆様に、記念表彰と感謝状によってそのご功績を称えました。
さて、近年、私たちを取り巻く社会環境は、少子高齢化、世界的な気候変動などの環境問題、そして昨今の新型コロナウイルス感染症の拡大など、非常に厳しいものがあります。
このような状況の中で、先祖、先人の皆様が築いてこられた歴史に学び、温故知新の精神と、温故創新の思想と志を持って、豊かな自然環境のもとで子どもたちが健やかに成長し、お年寄りや障害がある方をはじめ、全ての市民の皆様が健康で安心して豊かに暮らせるまち、そして多様性を大切にするまちを市民の皆様とともに築き、新しい成長を目指してまいります。
このため私は、現在進めている企業誘致を強い決意で達成し、安定した税財源の確保と雇用の場の創出と確保を図り、南足柄の新たな成長と発展はもとより、足柄上地区1市5町との揺るぎない連携と発展、そして県西地域2市8町の発展に微力を尽くします。
また、国や神奈川県をはじめ、広域連携にある近隣自治体の皆様、友好親善関係の自治体の皆様、関係各方面の皆様の変わらぬご支援と、市民の皆様の絶大なる引き続きのご協力を、あらためて心からお願い申し上げます。 個性と個性の出会いが、個性と努力の出会いが新しさを磨きます。
本市の市民憲章は、市制施行を記念して昭和47年4月1日、市民の皆様から寄せられた「起草文案」を原案に、市民共通の努力目標として制定されました。先人が定めたこの市民憲章の精神を大切にしてまいります。そして、私たちは誇りある郷土南足柄を、次の世代にしっかりと引き継ぐ決意と覚悟をもって、なお一層の努力をいたします。
令和4年4月2日(土曜日) 第45回 南足柄市消防大会
南足柄市消防団は、昭和53年の組織再編以来、今日まで9分団28部の体制で活動してきました。しかし、人口の減少、少子高齢化、就業構造の変化等の中で消防団 員の担い手不足を背景に組織体制を見直しました。
本年4月1日から7分団の新たな体制となりました。
職階と人数は、団長1人、副団長3人、分団長7人、副分団長7人、班長19人、 団員129人で、合計166人です。これが基本団員です。
この他に、消防団員の経験と知識、技術を持つ方などで、昼間の時間帯に火災や災害に対応し、消防団の活動を補完する消防団員が26人います。これは機能別消防団員です。
総員192人の体制で新たなスタートを切りました。
本年度、新たに瀧本正一さんを第18代消防団長に任命しました。退任された前消防団長の加藤雅彦さんは消防団員歴31年です。長きにわたるご活躍、ご尽力に敬意を表します。そして、同時に退団された皆様は深い郷土愛と奉仕という崇高な精神の もと、市民の皆様の安全、安心のため長年にわたりご活躍いただきました。心から感謝いたします。
昭和23年3月7日に「消防組織法」が制定され、今日の「自治体消防制度」が確立して以来、消防団をはじめとする消防関係者の皆様のたゆまぬ努力の積み重ねによって、本市消防団は、伝統と誇りを継承し、現在に至っています。
本市の消防団の存在とその消防力は、地域防災の要として、市民の皆様の信頼は絶 大です。そして、先人、先輩が築かれた輝かしい歴史と伝統と実績の上に立って、本市の安全安心の要となっています。消防団員の皆様のたゆまぬご努力とご尽力に心から敬意を表します。
一昨年来の新型コロナウイルス感染症の拡大は、いまだ収束の見通しが定まらず、大変悩ましい状況が続いています。こうした中にあって、地域防災力の中核として、災害に備えて地域のために活動する消防団の存在はなくてはならないものであり、頭が下がる思いです。
瀧本正一消防団長を筆頭に全団員一丸となって、市民の皆様の生命、財産を守り、 安全、安心な地域社会をつくるため、引き続きのご尽力を切に念願します。
消防団員の活躍の陰には、団員皆様を献身的に支えて下さっているご家族や自治会 長をはじめとする地域の存在があります。改めて、ご家族、そして地域の皆様に対し心から敬意を表し感謝を申し上げます。
令和4年4月2日(土曜日) 南足柄市体育センター人工芝グラウンド オープニングセレモニー

テープカットの様子(右から2人目が元サッカー日本代表・釜本邦茂さん)

富士山を遠望できるグラウンド
体育センターグラウンドの人工芝化事業は、私の公約でもあり、総合計画の重点プロジェクトに位置付けて3年計画で進めてまいりました。
目的は、体育センターの設備を整備、充実することによって、スポーツ活動・健康づくりの拠点としての機能を高め、スポーツを通して南足柄の賑わいと活性化を図ること、さらには季節風等による砂塵防止対策として周辺の環境衛生に寄与することです。
神奈川県サッカー協会と日本スポーツ振興センターの皆様には絶大なるご支援をいただきました。そして、人工芝生グラウンドは、日本サッカー協会の公認をいただきました。深く感謝申し上げます。
グラウンドは、大人用の公式サッカーコート1面、少年用サッカーコート2面、フットサルコート4面を完備しました。また、隣接した屋外施設として、トイレを洋式化し全面的に改修するとともに、更衣室を新設しました。
加えて、体育センターの指定管理者である「南足柄市体育施設マネージメントグループ」がテニスコートを砂入り人工芝コートにリニューアルしていただきました。
これらの整備によって、南足柄市のなお一層のスポーツ振興のみならず、スポーツを通して市外、県外からの利用者を増やし賑わいづくりに大きなアドバンテージとなります。
セレモニーの後は、往年の日本代表エースストライカー釜本邦茂さんの指導の下で子供たちのサッカー教室を開催しました。子どもたちは、緊張感の中にも喜々としてサッカーを学んでいました。
午後は、人工芝化なったグラウンドとテニスコートを無料開放し、市民の皆様に新しい芝の感触を堪能し楽しんでいただきました。
改めて、ご支援いただいた皆様、優れた設計と高度な技術力の事業者皆様に万感の思いを込めて御礼申し上げます。
令和4年4月1日(金曜日) 南足柄市北足柄地区活性化拠点施設(旧北中)開所式

テープカットの様子(右から2人目が株式会社運動会屋・米司代表取締役CUO)
平成22年3月に北足柄中学校は閉校となりました。この学校の跡地・建物の利活用については、私が市長に就任した平成23年4月以来、地域の活性化を図るため、地元の皆様と一緒に様々に検討してきました。しかし、都市計画法等の規制があり、効果的な活用を見出すことができませんでした。
この状況を打開するため、令和2年11月に、旧北足柄中学校活用事業について、民間事業者からの提案を広く募集しました。幾つかの提案の中から選考した結果、第一優先交渉者となったのが「株式会社運動会屋」さんでした。運動会屋の米司社長さんの理念は、”地域の未来を作りたい”という熱い想いです。
その後、運動会屋さんの提案を実現するため、神奈川県と協議を進めるとともに指導、助言をいただきました。その結果、グラウンドは開発行為を行わないことを条件に利用ができることとなりました。建物については、北足柄地区における恵まれた自然や資源を活かした中で地域の活性化に役立つ施設とすることを定める「市の設置条例」を制定し、市が管理する公共施設に位置付けることで建物の利活用が可能になりました。
そして、令和3年12月の市議会に条例案を提案し可決されました。今年2月の市議会では、施設の指定管理者を「株式会社運動会屋」とする議案を提案し可決されました。
運動会屋さんは、既にグラウンドを利用してキャンプ事業展開し、地域の皆様との交流活動が進んでいます。地域の皆様との身近なつながりと活動がこの施設を拠点にして広がり、北足柄地区のみならず南足柄市の活性化に、そして足柄平野の活性化につながることを期待します。
そこで、多くの皆さんに親しまれる「愛称」が必要です。
多くの皆さんの声をお聞きし、幾多の卒業生や地域の皆様の思い出がいっぱい詰まっている場所であることから、ずばり「北中」としました。また、運動会屋さんが、一番地域になじみのある「北中」という名前を残したい、という思いをお持ちだったことが嬉しいです。
多くの皆さんに愛され、地域に根差した施設として活用してくださることを心から念願します。あらためて神奈川県をはじめ関係の皆様に深く感謝申し上げます。
令和4年4月1日(金曜日) 令和4年度 年度始めの式

市長訓示
桜花爛漫、そして明神ケ岳は薄っすら春の淡雪。今日の佳き日は、市制施行50周年の記念すべき日です。あらためて幾多の先人に感謝したいと思います。
そして、市民の皆様、市議会の皆様、私たち職員が、一丸となって明日の南足柄市をつくってまいりたい、と改めて決意する思いであります。
まずは、コロナについて申し上げます。3月21日をもって、まん延防止等重点措置が全て解除されましたが、今なお感染者は増えています。基本的な感染予防対策を徹底し、慎重な対応が求められます。年度末、年度始めの重要な時期に、職員に感染が広がることがあってはなりません。市民の皆様へ与える影響は極めて大きいものがあります。職員の皆さんには心して慎重な対応をお願いします。
勤続表彰をお受けになった皆様には誠におめでとうございます。皆さんと支えてくださっているご家族に感謝し、今後、なお一層、職務に励んでいただきたいと思います。
さて、本日は、11時45分から旧北中の「南足柄市北足柄地区活性化拠点施設」の開所式を行います。
北中は、平成22年3月に廃校して以来12年の間、幾多の検討を経て、北足柄地区の活性化拠点施設として念願の開所となりました。
施設の愛称はずばり「北中」です。私たちは今、多くの課題を着実に解決し、市民の皆様の願いを一つ一つ実現しています。
その原動力は、「市民の皆様の力」、「民間事業者の力」、そして「行政の信用と責任と力」です。特に、行政の信用と責任については、しっかり念頭に置いて下さい。
今年は企業誘致の実現に向けてまい進します。そして、環境政策、とり分け「カーボンニュートラル」の取り組みを強力に進めます。
令和4年度の市政運営の基本方針は、皆さんでまとめた施政方針のとおりです。施政方針の「はじめに」と「むすび」、そして皆さんが担任する分野の記述をしっかり読み込んでください。
職員の皆さん一人一人が仕事に向かう思想と哲学をしっかり持って下さい。もう一つ大事なことは、固定観念を捨てて、常に想像力を持つことです。想像力を働かさないと、「まさか」に対して、迅速に対応できません。これらを持たないと良い仕事は出来ません。新採用職員も、仕事に向き合う、しっかりとした思想と哲学を持って下さい。そして、公務員として信用を失うことのないよう行動して下さい。
また、常に申し上げていることですが、上司への相談、連絡、報告は徹底して下さい。部長、課長、班長も部下へ徹底して下さい。
チーム南足柄の総合力で、南足柄市の発展と市民の皆様の幸せをつくってまいりましょう。よろしくお願いします。
この情報に関するお問い合わせ先
秘書広報課 秘書班(秘書)
電話番号:0465-73-8000