南足柄市国土強靭化地域計画

・計画策定の趣旨

　我が国では、平成23年（2011）年３月に発生した東日本大震災によって不測の事態に対する国の社会経済システムの脆弱さが明らかとなった教訓を踏まえ、「強くしなやかな国民生活の実現を図るための防災・減災等に資する国土強靭化基本法」（平成25年12月11日法律第95号。以下「基本法」という。）が制定されました。

　本市においても、近い将来に発生する可能性があると予測されている、首都直下地震や南海トラフ巨大地震、神奈川県西部地震等の大規模自然災害を想定するとともに、激甚化・頻発化する自然災害や令和４年現在も猛威をふるっている新型コロナウイルス感染症を踏まえた対策への対応、さらには様々な分野への応用が期待される DX※の防災分野への取組等、地域を取り巻く社会経済状況が大きく変化する中、将来にわたり、安心して暮らせる安全な地域をつくりあげるため、平時から、災害に強い、安全・安心な地域づくりに取り組むことが必要です。

　これらの状況を踏まえ、どのような大規模自然災害等が発生しても機能不全に陥らない、「強さ」と「しなやかさ」を持った安全・安心な地域を築くことを目指して「南足柄市国土強靭化地域計画」を策定しました。

※DX（デジタルトランスフォーメーション）：デジタル技術を用いることで、生活やビジネスが変容していくこと。