南海トラフ地震とは

 駿河湾から遠州灘、熊野灘、紀伊半島の南側の海域及び土佐湾を経て日向灘沖までのフィリピン海プレート及びユーラシアプレートが接する海底の溝状の地形を形成する区域を「南海トラフ」といいます。
資料:気象庁ホームページ

                            資料:気象庁ホームページ

 この南海トラフ沿いのプレート境界では、1.海側のプレート(フィリピン海プレート)が陸側のプレート(ユーラシアプレート)の下に1年あたり数cmの速度で沈み込んでいます。2.その際、プレートの境界が強く固着して、陸側のプレートが地下に引きずり込まれ、ひずみが蓄積されます。3.陸側のプレートが引きずり込みに耐えられなくなり、限界に達して跳ね上がることで発生する地震が「南海トラフ地震」です。1→2→3の状態が繰り返されるため、南海トラフ地震は繰り返し発生します。 南海トラフ地震は、おおむね100~150年間隔で繰り返し発生しており、前回の南海トラフ地震(昭和東南海地震(1944年)及び昭和南海地震(1946年))が発生してから70年以上が経過した現在では、次の南海トラフ地震発生の切迫性が高まってきています。 これまで、特に切迫性が高いと考えられてきた「東海地震」は南海トラフ地震の1つです。 神奈川県地震被害想定調査(平成27年3月)では、南海トラフ地震の地震動により、本市では、震度5強以上の揺れがあると想定しています。この地震動に基づく各種の被害想定は、次のとおりです。

                                            本市の被害想定
1 建物被害 全壊棟数が30棟、半壊棟数が550棟と想定しています。

 ※全壊:住宅がその居住のための基本的機能を喪失したもの、または、 住宅の損壊が甚だし
 く、補修により元どおりに再使用することが困難なもの。
 ※半壊:住宅がその居住のための基本的機能の一部を喪失したもの。(住宅の損壊が甚だしい
 が、補修すれば元どおりに再使用できる程度のもの。)

2 火災 市内の出火件数は、0.5件未満と想定しています。

3 人的被害 市内の死傷者は、死者、重症者わずか(計算上0.5以上10未満)、中等症者
 40人、軽症者80人と想定しています。

 ※重症:傷病程度が3週間の入院加療を必要とするもの以上をいう。
 ※中等症:傷病程度が重症または軽症以外のものをいう。
 ※軽症:傷病程度が入院加療を必要としないものをいう。

4 避難者 700人の市民が避難所生活を余儀なくされると想定しています。

5 上水道被害 市内に発生する上水道被害により断水の影響を受ける市民は、発災直後で
 570人と想定しています。

 
 
 

最終更新日:2022年11月28日

この情報に関するお問い合わせ先

防災安全課 防災対策班

電話番号:0465-73-8055


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