飲料水兼用耐震性貯水槽

飲料水兼用耐震性貯水槽
(いんりょうすいけんようたいしんせいちょすいそう)
飲料水兼用耐震性貯水槽とは、普段は消火栓として火災などの消火に使用し、災害の時にはみんなの飲み水を確保する大きな水槽のことです。
南足柄市では防災担当と上水道担当が力を合わせて、災害時の広域避難所に指定されている南足柄小学校(60トン)と、向田小学校(40トン)の2箇所に飲料水兼用耐震性貯水槽を設置しました。
災害時には、一人一日3リットルの水を3日間使えるだけの量を確保するようにしています。南足柄小学校では約6,600人、向田小学校では約4,400人の人に水を配ることができます。

耐震性貯水槽の仕組み
通常時は水道管の一部として貯水槽内に水が流れていますが、災害等で水道管から水が漏れ出すと、水圧の低下により緊急遮断弁が作動して貯水槽の中の水を確保します。

緊急遮断弁が作動すると水の圧力がなくなり、水をくみ上げないといけません。災害時の飲み水を供給するには、ポンプを使って水をくみ上げます。
実際の耐震性貯水槽の写真
