5月は消費者月間
デジタルで快適、消費生活術~デジタル社会の進展と消費者のくらし~

毎年5月は消費者月間です。
消費者庁が掲げる令和5年度消費者月間のテーマは「デジタルで快適、消費生活術~デジタル社会の進展と消費者のくらし~」です。

 社会のデジタル化が進むことによって、多様なコミュニケーションやサービスの利用が可能となったことに伴い、SNSなどによる情報収集・発信やオンライン消費の普及等、私たちの生活は非常に便利になり、楽しみ方の幅は拡大しています。
 一方で、デジタル化に伴う新たな消費者トラブルも発生しています。デジタルサービスの仕組みやそのリスクの理解、様々な情報の正確さを見極める力や、適切に活用するための知識・能力等を身に着けることが、様々なトラブルを回避し「デジタルで快適」な消費者のくらしにつながります。

インターネットがトラブルの入口?!

 私たちの生活になくてはならない存在となったインターネットは、スマホの普及などにより手軽で便利なツールとなり、世代を問わず多くの人が利用しています。いつでもどこからでも買い物や各種申し込みができるため、SNS上の情報やネット広告を見て瞬間的に買いたい気持ちになり、よく検討せずにその勢いで購入等の手続き(契約)をしてしまうことで、消費者トラブルにあう可能性もあり、注意する必要があります。
消費者トラブル事例
 定期購入 「初回500円。定期縛りなし」の化粧品のネット広告を見て注文。翌月、同じ商品と商品代5500円の請求書が届き驚いた。販売会社に問い合わせると「30日ごとに商品が届く定期購入契約」と言われた。 ・低価格や「お試し」などの表示が強調されているサイトは要注意。
・注文前に小さい文字でも隅々まで読み、支払総額や返品、解約方法などを確認して、納得してから注文しましょう。
・最終確認画面や広告はスクリーンショットを撮って保存しておきましょう。
 フリマアプリ 「新品」とうたっているカメラを買ったら、中古品が届いた。出品者とは連絡が取れなくなり、アプリの運営会社に相談したら、当事者間で解決するよう言われた。 ・個人間取引は何かあったら自己責任。運営会社の利用規約をよく読みましょう。
・購入するときは、出品者の連絡先等を必ず控えましょう。商品の写真や説明を確認し、不明な点は事前に出品者に確認を。
 ゲーム課金 7万円のクレジットカードの請求書が届き利用明細書を確認したら、オンラインゲームのアイテムを購入していたことが分かった。子どもがオンラインゲームに夢中になっているのは知っていたが、親に無断でゲームに課金していたことは知らなかった。 ・ネット利用にあたってのルールを家族で話し合い、定期的に子どもの利用状況を確認しましょう。
・保護者のクレジットカードやキャリア決済の暗証番号などをしっかり管理しましょう。

その情報、信じて大丈夫?!

 SNS上の情報・写真には、過剰な表現や「うそ」が紛れていることを頭に入れておきましょう。その情報は本当なのか冷静に判断することが必要です。また、人の悩みや弱みに付け込んだり不安をあおるような言葉や、「1億円当選しました」など期待を持たせる言葉を見ても、信用しないようにしましょう。一旦、画面を閉じてください。そして、今知った情報が信用できるものなのか、身近な人に相談したり、口コミなどの評判を確認してみましょう。
消費者トラブル事例
 副業サイト SNSで「1日10分で簡単に儲かる」という広告を見て登録した。登録料・研修費など10万円振り込んだが、仕事は無く、サイトと連絡が取れなくなった。 ・世の中には、簡単に儲かる仕事はありません。
・借金してまで登録料等を払わないでください。結果、借金返済に苦しむことになります。
 オンライン
 ショッピング
欲しかったブランドのバックが定価の50%オフで売られていたので購入した。1か月経っても商品が届かないので、サイトにメールで問い合わせたが返事がない。電話番号は見当たらない。 ・定価より大幅に安い商品は要注意。
・販売業者の住所・電話番号の記載がない。連絡先のメールアドレスがフリーメール。日本語の字体や文章表現におかしな点がある。など少しでも不安がある通販サイトは利用しないほうが安全です。
 サポート費用 突然、パソコンの画面にセキュリティ警告と連絡先電話番号が表示された。電話すると、コンビニでプリペイドカードを買ってウィルス対策のためのサポート費用を支払うよう言われた。 ・電話番号が表示される警告はニセ警告です。絶対に電話しなでください。
・警告画面や警告音が出てもあわてず、画面を閉じるかパソコンを再起動しましょう。警告画面が消えない時は、『独立行政法人情報処理推進機構』に相談してください。
 

キャッシュレス決済は管理が重要!

 キャッシュレス決済とは、現金を使わずにクレジットカード、電子マネー、プリペイドカードなどで支払う方法です。最近はスマートフォンにクレジットカードや銀行口座を登録し、そのスマートフォンでタッチしたり、バーコード等を読み取るなどして支払う方法もあります。  
 キャッシュレスは現金と異なり便利である一方で、お金が減ることを実感しにくいものです。利用状況を常に把握するとともに、利用する際の注意点をよく理解して使いましょう。

キャッシュレス決済の代表的なもの

 ●クレジットカード:代金はカード会社が立て替えて払い、後日カード会社に利用した金額をまとめて支払う。
           支払方法によっては、手数料がかかる(分割払い・リボ払い)。
 ●デビットカード:支払の都度、銀行口座から引き落とされる。口座の預金残高の範囲で利用する。
 ●プリペイドカード:カードに前もって入金(チャージ)し、入金した金額以上は利用できない。
           使い切りタイプもある。
 ●電子マネー:専用のカードにチャージするカードタイプと、スマホで事前登録したアプリにチャージする
        方式やクレジットカードを登録して支払う方式のモバイルタイプがある。

クレジットカードを利用する際の注意点

☆家族や友人でもカード番号を教えたり、渡したりしてはいけません。また、クレジットカード会社、ネット通販サイト、携帯電話会社、宅配業者などを名乗り、カード番号や暗証番号を聞き出そうとするメールやSMSが届いても、個人情報を不正に取得する目的で送り付けている場合があるので、安易に返信しないでください。
 カードやスマホ端末を紛失した時、盗難にあった時の対応方法や連絡先を事前に確認しておくこと、スマホのセキュリティ設定を行っておくことなど、防犯対策も必要です。

クレジットカード払いは、カード会社が代金を立て替えるため、手元にお金がなくてもお店への支払いが済みます。現金払いに比べるとお金を使っている感覚が薄れ、使いすぎてしまう心配があります。
 チャージ(入金)する方式のキャッシュレス決済と違い、チャージ(預金)残高を超える支払いができるクレジットカードは、カード会社に借金をしていることと同じです。後日、カード会社に自分が利用した金額を支払うことを考え、計画的な利用とカード利用の控えや毎月の利用明細書の確認・保管による利用状況の把握などを心がけてください。
 

消費生活相談窓口

消費生活センターにご相談ください

 消費者トラブルにあってしまったとき、心配なことが起きたときは、一人で悩まず、すぐに消費生活センターに相談してください。消費生活相談員がそのトラブルの相談をお受けし、解決に向けてお手伝いします。
相談窓口

イラスト提供:神奈川県2013


 南足柄市消費生活センター
  電話番号:0465-71-0163
  相談日時:月曜日~金曜日(祝日・年末年始は除く)
       午前9時30分~12時、午後1時~4時
  対象者:南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町に在住・在勤・在学の方

 南足柄市消費生活センターが休所・時間外の場合はこちらへ。対応できる窓口につながります。

  消費者庁 消費者ホットライン :(局番なし)188

最終更新日:2023年05月12日

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