足柄万葉公園
足柄万葉公園は、神奈川県(相模の国)と静岡県(駿河の国)の県境にある足柄峠を主とし、南には箱根、東に足柄平野や遠くに相模湾が見渡せ、自然を破壊することなく、市民や観光客が自然の中で憩いながら歴史にふれ、文化的教養の向上を図ることを目的として開設されました。
ここ足柄峠は、奈良・平安の時代には東国と西国とを結ぶ官道(足柄道)であり、東海道の交通の要所でもありました。当時、東国から西日本の防備のために赴いた防人が、足柄山や足柄地方を詠んだ歌が万葉集の中に多いことでも知られています。また、峠の足柄城址から見る富士山は、長い尾をひく裾野から雪をかぶった頂上まで手に取るように大きく壮大です。
園内は、歴史散策・自然の景勝・万葉集を味わうの三区分からなっており、万葉集に出てくる足柄ゆかりの歌を刻んだ石碑(根府川石)と、歌に出てくるネズ、エゴノキ、アセビ等約90種の植物などが植栽してあります。
また、アブラチャン(油瀝青 別名;ムラダチ)が多く自生し、早春(3月〜4月)には黄色い小さな花が園内を彩ります。
また、アブラチャン(油瀝青 別名;ムラダチ)が多く自生し、早春(3月〜4月)には黄色い小さな花が園内を彩ります。


アブラチャン(油瀝青)
公園内には、歌の解説板、あづまや、駐車場(5〜6台駐車可)が設けてあります。
▼足柄万葉公園内の歌碑についての詳しいご案内はこちらからご覧下さい。
▼足柄万葉公園内の歌碑についての詳しいご案内はこちらからご覧下さい。
案内図
この情報に関するお問い合わせ先
産業振興課 農林振興班(林政)
電話番号:0465-73-8053