令和元年度消費生活相談概要

令和元年度相談件数

南足柄市消費生活センターへ寄せられた相談件数は630件でした。
内訳としては苦情が561件、問合せが69件です。
前年度に比べ、架空請求に関する相談が減ったため、198件減少しました。                                                            
 
区分
令和元年度
件数
平成30年度
件数
平成29年度
件数
苦情相談 561件 782件 421件
問い合わせ 69件 46件 29件
合計
(うち架空請求)
630件
(133件)
828件
(411件)
450件
(59件)

契約当事者-年代別相談件数-

年代別に見ると、60歳以上の方が多く、全体の48.7%に当たる307件となっています。
前年度に比べ、20歳代、40歳代の相談が増えています。
 
年齢別 令和元年度 平成30年度 平成29年度
件数 構成比 件数 構成比 件数 構成比
20歳未満 8件 1.3% 9件 1.1% 6件 1.3%
20歳代 29件 4.6% 26件 3.2% 28件 6.2%
30歳代 35件 5.6% 43件 5.2% 42件 9.3%
40歳代 67件 10.6% 49件 5.9% 59件 13.1%
50歳代 73件 11.6% 102件 12.3% 58件 12.9%
60歳代 109件 17.3% 234件 28.2% 85件 19.0%
70歳以上 198件 31.4% 269件 32.5% 116件 25.8%
その他・不明 111件 17.6% 96件 11.6% 56件 12.4%
合計 630件 100.0% 828件 100.0% 450件 100.0%

相談内容別件数

携帯電話やインターネットなどの「通信サービス」に関する相談が116件寄せられ、架空請求以外の相談の中で最も多くなっています。また、前年度と比べると「健康食品及び一般食料品」に関する相談が増加しました。

契約した方法(販売購入形態)別では、「電話勧誘販売」「訪問販売」「通信販売」の相談件数が増加しています。
 
販売購入形態別
令和元年度
件数 
平成30年度 
 件数 
増減
件数
架空請求 133件 411件 -278件
電話勧誘販売 72件 40件 32件
訪問販売 79件 55件 24件
通信販売 149件 133件 16件
店舗購入 106件 120件 -14件
その他 91件 69件 22件
合計 630件 828件 -198件

突然家に来たり、電話がかかってきたりして、商品やサービスをすすめられても、その場で契約しないようにしましょう。
まず、家族や消費生活センターに相談し、その商品・サービスが必要なものかどうか確認してください。
その結果、不必要と判断したものは、はっきり「いりません。必要ありません。」と断りましょう。
また、インターネット広告を見て商品を注文するときは、購入する前に契約内容をよく確認しましょう。

消費生活相談事例

1.屋根工事の契約トラブルにご注意を!

【相談者】
「近くで屋根工事をしていたら、お宅の瓦が痛んでいるように見えたので点検したい」と業者が訪問してきた。点検した後、「すぐに工事をしたほうがいい」と言われた。雨漏りしたら大変だと慌ててしまい、約40万円の契約をしてしまった。
屋根工事の業者

【消費生活相談員からのアドバイス】
突然自宅を訪問し、「修理しないと大変なことになる」などと不安をあおり、その場で契約を結ばせる屋根工事に関する相談が後を絶ちません。
点検を依頼した場合でも、業者の点検結果をうのみにしないで、決してその場では契約せず、相手の言うことが事実なのか、必要な工事かどうかなどを、家族や周囲の人に相談しましょう

 
契約は慎重にしましょう

2.ネット通販の「初回お試し価格」にご注意を!

【相談者】
ネットで検索して100円で試せるというダイエットサプリを見つけ申し込んだ。しかし、定期コースだったようで2回目に4か月分20袋で3万9,600円のものが届いた。サイトを見るとそのようなことが記載されているが、注文時には気付かなかった。
購入審がたくさんに

【消費生活相談員からのアドバイス】
通常価格より大幅に安い価格で購入できることを広告する一方で、数か月間の定期購入を併せて行うことが条件となっているものがあります。「定期購入が条件となっていないか」、「解約・返品できるかどうか」など契約内容をしっかり確認しましょう。スマートフォン等、画面が小さな端末から購入する際は特に注意が必要です

インターネット広告から購入した場合は通信販売に当たるため、クーリングオフは適用されません。申込みの際は、キャンセルに関する規定を十分に確認してから購入ボタンを押しましょう。

契約したときの画面を保存や印刷しておくことで、思っていたものと違う商品が届いたなど、トラブル解決の役に立つことがあります。
 
購入規約をよく読んでね

イラスト提供:神奈川2013

回復額・未然防止額

相談員の助言や事業者との交渉により、相談者へ返金された、支払わずに済んだというケースは81件で、その総額は20,118,699円でした。
 回復額及び未然防止額 相談件数     金額
回復額 56件 5,849,196円
回復額
(クーリング・オフ)
13件 9,505,623円
未然防止額 12件 4,763,880円
合計 81件 20,118,699円
   

「回復額」とは

すでに契約してしまっているため発生している料金等について、消費生活センターに相談した結果、相談者に全部または一部が返金された金額のことです。
「回復額」の事例

【相談者】

中学生の息子が、親に内緒でオンラインゲームに課金していることが分かった。
2か月で15万円の請求書が届いた。

【相談結果】
母親が、消費生活センターで相談員の助言を受けて事業者に電話し、説明された手順に従って解約の手続きを行った。
後日事業者から、解約申し出日から60日前までの課金について取り消しするとの連絡があった。

「未然防止額」とは

契約する前に消費生活センターに相談した結果、相談者が契約をせず支払わずに済んだ金額のことです。
「未然防止額」の事例

【相談者】

スマートフォンを操作していたら、突然「登録完了」の画面が出た。
登録するような操作はしていなかったので放っておいたら、2日後に40万円を請求するメールが届いた。
登録したつもりはないと事業者に電話をしたが、支払うように言われた。

【相談結果】
詐欺の手口です。本人が登録する意思がなく、登録の最終確認画面等不十分なサイトとは、契約が成立していないため、請求金額を支払う必要はありません。事業者に知られている携帯電話番号とメールアドレスを変更してください。と相談員が助言した。
                                                                                                                                                       

1市5町別相談件数

南足柄市消費生活センターでは、南足柄市及び、中井町・大井町・松田町・山北町・開成町に在住・在勤・在学の方を対象に消費生活相談を受け付けています。
市町名 苦情件数 問い合わせ
件数
合計件数
南足柄市 312件 30件 342件
中井町 21件 4件 25件
大井町 75件 8件 83件
松田町 43件 12件 55件
山北町 41件 7件 48件
開成町 55件 4件 59件
その他地域 14件 4件 18件
合計 561件 69件 630件

 

人口1,000人あたりの相談件数を1市5町別に算出したグラフです。
人口1,000人あたりの相談件数を1市5町別に算出したグラフです。

南足柄市消費生活センター 
0465-71-0163

消費生活センターでは、契約・解約や販売方法、商品・サービスなどに関する消費生活トラブルでお困りの人の相談を受け付けています。
困ったときは一人で悩まず、消費生活センターにご相談ください。
また、消費者トラブルに遭わないための対処方法などを紹介する講座開催のご依頼も受けております。お気軽にご連絡ください。
                                                                                                                                             

最終更新日:2021年09月17日

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